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英語教育独り言 何のための英語学習??

栃木県宇都宮市・小山市にある英語専門スクールアカデミック・ロードの代表つかはらあやこが英語教育について《考察》するブログです。

ARでは毎回レッスンでライティングを書きます。ある日のBasicクラスのトピックは

『Why are you studying English?』でこのトピックは以前に書いたことある生徒が多かったので少し変えて

『Do you like studying English? Why? Why not?』

 

そこにいた4人の生徒はYesとNoが半々に…。

その後案だしが始まり、なぜ好きか、なぜ嫌いかを聞いたところ

『成績が良いことが嬉しい』『よい大学に行ける』とのころ。

『海外に行ったりとか、英語が話せたりする良さもあるよね』

と話したら、

『英語勉強してるのは成績だけのため』ということをいう生徒も。

 

それを聞いて最近読んだAERAの記事を思い出した。以下に引用します。

 

 

「小学校での英語教育が始まり、大きく変わったのは中1の最初の授業です。『Do you like English?』と聞くと、『No!!』という大きな声が上がるようになりました。小学校で英語嫌いになって、中学に上がってきているのです」

小学校英語必修化や新学習指導要領によるマイナスの影響は、中学生の成績に出てきている。単語数や文法項目が増えただけでなく、教科書のページ数もゆとり教育時代の1.6~2倍に。それを「40人学級でオールイングリッシュ」で教えるのだから、取り残される子が出ないほうが不思議だ。しかも学習内容が増えたため、復習する時間もとれず、ただただ授業をこなすことに追われてしまうという。

平均点は下がり気味  中学1年の最後の授業で、ある教員の元に生徒からこんな感想が届いたという。 「一生懸命勉強したのに、テストの点がひどくて涙が出てきました。読めないし、書けない。意味が全然わからない。理解できている子を見ると、どうして自分だけ、と考えてしまいます」  先の区立中英語教員によると、「テストの平均点は下がり気味で、しかも真ん中がいない『ふたこぶラクダ』のような成績分布に変化した」という声が教員の間で多数上がっているという。  現場の先生に委ねられたコミュニケーション重視の小学校の授業。高度化した内容をオールイングリッシュで教えるようプレッシャーがかけられる中学校の授業。全ては現場の教員と子どもたちの努力に委ねられた今、うまく教えられなかったら……、授業についていけなかったら……。「自己責任」だと切り捨てられてしまうのだろうか。

 

 

現場も生徒も疲弊してますね。黄色にマーカーした部分私も強く思っているところです。都心だけではなく栃木でも同じような現象が起こっています。こんな時代だからこそ明るい未来を描ける生徒を育てていきたい。そんなことを強く思った日でした。

 

そんな中こんなライティングが上がってくると嬉しいわ~