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小学生の英語多読📖紙の絵本から始めよう!vol.6

【第6回】Read it Yourself 徹底解説 

~Ladybirdの定番リーダーで自力読みの力を育てる1

今回ご紹介する「Read it Yourself」は、イギリスの老舗ブランド Ladybird が手がける、子どもが自分で読む力を育てるためのリーダーシリーズです。Level 0 から始められる5段階構成で、英語が初めてのお子さんでも無理なくスタートできます。発音の不安を解消するツールもあわせてご紹介します。

 

Read it Yourself とはどんなシリーズ? 

Read it Yourself」は、イギリスの老舗出版ブランド Ladybirdが手がける子ども向け英語リーダーシリーズです。

Ladybird 1914年から子ども向け書籍を出版してきた歴史あるブランドで、現在は世界最大級の出版グループ Penguin Random House のインプリント(ブランドレーベル)として運営されています。 

Read it Yourself は、公式サイトによると45年以上のベストセラーシリーズ」として世界中で親しまれています。

「自分で読む力を育てる」というコンセプトのもと、シンプルな文章・繰り返しの表現・豊かなイラストで構成されており、ORTOxford Reading Tree)が「読み聞かせ段階的な多読」を中心とした設計であるのに対し、Read it Yourself は子ども自身が自力で読むことを目的として作られているのが最大の特徴です。 

シリーズはイギリスの小学校教育課程(UK Key Stage 1ReceptionYear 2)に対応した5段階(Level 04で構成されており、民話・昔話・童話をベースにしたストーリーや人気キャラクタータイトルが豊富に揃っています。 

項目 内容
ブランド Ladybird(Penguin Random House のインプリント)
シリーズ歴 45年以上のベストセラーシリーズ
レベル構成 Level 0〜4(5段階)
収録タイトル数 161冊以上(2026年時点)
対応カリキュラム UK Key Stage 1(Reception〜Year 2)
コンテンツ種別 民話・昔話・童話 + 人気キャラクター(Peppa Pig、Peter Rabbit 等)+ ノンフィクション
公式サイト ladybirdeducation.co.uk(無料登録で音源・デジタル版・学習教材を利用可能)

 

レベル別の特徴(Level 04 の違いと選び方) 

Read it Yourself Level 04 5段階で構成されています。公式の位置づけ(Beginner Reader → Fluent Reader)を踏まえた各レベルの特徴は以下のとおりです。 

 

レベル 公式名称 YL目安 特徴・対象のお子さん
Level 0 Beginner Reader 入門 フォニックスの基礎を習得中の段階。文字と音を結びつける練習段階。ごく短い文と大きなイラスト中心
Level 1 Early Reader 0.1〜0.2 英語を読み始めた入門期(5歳〜)。繰り返し表現が多く、絵から意味がつかみやすい。今回の1冊「The Enormous Turnip」はこのレベル
Level 2 Developing Reader 0.3〜0.4 簡単な文章を自分で読み始めた子(6歳〜)。短い文が続き、読み切れる達成感が生まれやすい
Level 3 Confident Reader 0.5〜0.7 少し長めのストーリーに慣れてきた子(7歳〜)。文の構造が複雑になり、語彙の幅も広がる
Level 4 Fluent Reader 0.8〜1.0 自力読みに自信がついてきた子(8歳〜)。より長いストーリーを自分で読む本格的な読書体験へ

 

どのレベルから始めればいい? 

英語多読の入り口としては、Level 0 または Level 1 から始めることをおすすめします。 

・フォニックスを学び始めたばかり、または英語の文字にまだ慣れていないお子さん → Level 0 

・アルファベットは読める、簡単な単語なら読めるお子さん → Level 1 

ORT Stage 12 を読んだことがあるお子さん → Level 12 に自然に移行できる 

 

「簡単すぎるかも」と感じるくらいが多読の最初にはちょうどよいレベルです。 

 

【今回の1冊】The Enormous TurnipLevel 1 

今回ご紹介するのは、Read it Yourself Level 1Early Reader)の代表的な1冊「The Enormous Turnip(大きなかぶ)」です。 

 

シリーズ Read it Yourself with Ladybird
レベル Level 1(Early Reader / アーリーリーダー)
原作 ロシアの民話「大きなかぶ」
語数の目安 約100〜150語
YL(読みやすさレベル) 0.1〜0.2
対象年齢目安 5歳〜(英語多読入門)
公式音源 ladybirdeducation.co.uk にて無料アカウント登録後に再生可能(約4分21秒 / Audio UK)

 

【あらすじ】 

おじいさんが畑に植えたかぶが、どんどん大きく育ちました。抜こうとしても抜けない!おじいさんはおばあさんを呼び、おばあさんは孫を呼び……と次々に仲間を呼んでいき、最後はネズミまで加わって力を合わせてかぶを抜く、というおなじみのストーリーです。 

日本語でも親しまれているこのお話は、内容を知っているからこそ英語でも意味が取りやすく、多読の入り口として特に「ストーリーで意味をつかむ」練習になります。 

 

【語彙・表現の特徴】 

He pulled and pulled, but the turnip did not come up.」という同じ文型が繰り返される 

登場するキャラクターが変わるだけで構造は同じ文型が自然に身につく 

enormous(とても大きい)」など少し難しい単語も、絵から意味が推測できる 

come up(抜ける・出てくる)」のような句動詞に自然に触れられる 

 

【この1冊が多読スタートに向いている理由】 

・内容が日本でもおなじみ話の流れがわかるので安心して読み進められる 

・繰り返し表現が多く、英語のリズムが自然に身につく 

・絵が豊かで、文字が読めなくてもストーリーを追える 

・読み終えた後に「もう1回!」が生まれやすい構成 

 

海外の人気アニメで英語に親しむ!ペッパピッグのリーダーも要チェック 


Read it Yourself シリーズには、イギリス発の人気アニメ「Peppa Pig(ペッパピッグ)」を題材にしたタイトルが Level 12 に豊富に揃っています。 

ペッパピッグは日本でも テレビ東京(2021年~ 2022年)などで放送されたことのある子ども向けショートアニメで、ピンク色の小さなブタの女の子ペッパと家族が繰り広げる日常の出来事をユーモラスに描いています。

公式YouTube 

BAFTA 賞(英国の権威ある映像賞)を受賞した人気シリーズで、Ladybird はその版権を持つ Penguin Random House グループ傘下のブランドであるため、Read it Yourself でのタイトル展開が豊富です。 

 

【英語初学者の小学生にもおすすめな理由】 

・アニメを見たことがある子なら登場キャラクターに親しみがあり、英語への抵抗感が下がりやすい 

・「これ知ってる!」という感覚が読み進める動機になる 

・幼児向けアニメがベースなので、語彙・文型がシンプルで英語を初めて読む小学生にもちょうどよい 

・昔話・民話とは違う「現代の日常」を舞台にしたストーリーで、好みに合わせて選択肢が広がる 

Level 1→2 の順に読み進めることで、自然なステップアップができる 

 

「大きなかぶ」のような伝統的なお話が好みでないお子さんにも、ペッパピッグのリーダーは入りやすい選択肢です。まずアニメを一緒に見てキャラクターに親しんでから本を手に取る、という流れもおすすめです。 

 

読み聞かせの不安を解消するツール💡

「英語の発音に自信がないから読み聞かせができない…」という声はとても多く届きます。

でも、保護者の方が英語を話せなくても、多読は問題なく始められます。Read it Yourself と相性のよいツールをご紹介します。 

 

① Ladybird 公式サイトの音源(無料・要アカウント登録) 

Ladybird の公式サイト(ladybirdeducation.co.uk)に無料アカウントを登録すると、対応タイトルのネイティブ朗読音声をオンラインで再生・ダウンロードできます。HP自体は日本語非対応ですが、デバイスの翻訳機能を使えば、登録も簡単にできます。今回ご紹介の「The Enormous Turnip」も約421秒のイギリス英語(Audio UK)音源が用意されています。 

・無料のアカウント登録のみで利用可能(メールアドレスの登録が必要) 

・本を手元に置きながら、スマホやタブレットで音声を再生する使い方が可能 

・イギリス英語のネイティブ朗読で、正確な発音の手本になる 

 

マイヤペン(MaiyaPen 

連載でも詳しくご紹介したマイヤペンは、対応した本のページにタッチするだけでネイティブ音声が流れる音声ペンです。Read it Yourself の一部タイトルに対応しており、スクリーンを使わずに音声が楽しめます。 

・スクリーンタイムを増やさずに音声が使える 

・子どもがひとりで使えるシンプル操作 

・録音機能でお子さんの音読を確認できる 

※ 対応タイトルは公式サイト(maiyapen.com)またはフリマアプリなどの購入店舗で事前確認を 

 

③ YouTube Read Aloud 動画 

The Enormous Turnip read aloud」などで検索すると、先生や読み聞かせ専門チャンネルが本を読んでくれる動画が多数見つかります。 

・「[タイトル名] read aloud」で YouTube 検索 

・スクリーンタイムとの兼ね合いに注意しながら活用を 

 

保護者の方の発音が完璧でなくても大丈夫です。

まずは公式サイトの音源を活用しながら、親子で一緒に楽しんでみてください。 

 

購入ガイド 

 

シリーズ Read it Yourself with Ladybird
レベル Level 1(Early Reader / アーリーリーダー)
原作 ロシアの民話「大きなかぶ」
語数の目安 約100〜150語
YL(読みやすさレベル) 0.1〜0.2
対象年齢目安 5歳〜(英語多読入門)
公式音源 ladybirdeducation.co.uk にて無料アカウント登録後に再生可能(約4分21秒 / Audio UK)

 

【ポイント】

最初は気になるタイトルを1冊だけ購入してお子さんの反応を確かめてから、シリーズをまとめ買いするのがおすすめです。

「大きなかぶ」「シンデレラ」などお子さんが知っているお話のタイトル、またはペッパピッグのタイトルを最初の1冊として選んでみてください。 

 

まとめ 

Read it Yourself は、Penguin Random House 傘下の Ladybird が手がける「自力読み」を育てる英語リーダーシリーズで、45年以上にわたって世界中の子どもたちに親しまれてきたベストセラーです。Level 0〜4 の5段階構成で、英語多読の入り口には Level 0(フォニックス習得中)または Level 1(アーリーリーダー)から始めるのがおすすめです。 

今回ご紹介した「The Enormous Turnip」は Level 1 のタイトルで、繰り返し表現とおなじみのストーリーが多読入門に最適な1冊です。公式サイト(ladybirdeducation.co.uk)に無料登録すれば、ネイティブ朗読音源やデジタル版・学習教材が利用でき、発音に不安のある保護者の方にも安心です。 

ペッパピッグのタイトルも Level 1・2 に豊富に揃っており、アニメ好きなお子さんの入り口としても最適。最初の1冊は「知っているお話」や「好きなキャラクター」の英語版から選ぶと、読み始めのハードルがぐっと下がります。 

 

次回予告 

7回「【National Geographic Kids 徹底解説】本物の写真で英語と知識が同時に育つ1冊」 

次回は、世界的に有名なナショナル・ジオグラフィックが手がける子ども向け多読本「National Geographic Kids」を徹底解説します。

ノンフィクション多読の魅力と、理科・動物好きな子への効果的な使い方をご紹介します。お楽しみに! 

 

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