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【完全ガイド】小学生の英語ライティング vol.6

6回 小学生の英語ライティングは何から始めればいい? 

栃木県宇都宮市・小山市の英語塾「アカデミック・ロード」がお届けする、小学生のための英語ライティング完全ガイド。 

 
英語というと、「聞く・話す」が中心と思われがちな小学生の学習。けれども今、英語教育は大きく変わり、「読む・書く」力の重要性が急速に高まっています。 
とくに「書く力(ライティング)」は、単なるアウトプットではなく、英語力全体を引き上げる“核”となる力です。 
この連載では、小学生のうちから英語ライティングに取り組む意味と、その具体的な方法を、わかりやすく解説していきます。 
「まだ早いのでは?」と思っている方にこそ、ぜひ知っていただきたい内容です。 

 
—— 書くことを通して、英語が“自分の言葉”になっていく。そんな成長のきっかけを、お伝えしていきます。 

 

英語日記は小学生にとって書く練習の入り口 

「小学生の英語ライティングは、何から始めればいいのですか?」というご相談をいただくことがあります。

そのとき、私たちが入り口として考えやすいと感じているのが、英語日記です。 

 

連載第3回でもご紹介しましたが、アカデミック・ロードではC2クラス(英検4級程度)から、三修社の「えいごで日記」というテキストを使用し、英語ライティングの指導を始めます。 

えいごで日記 著;能島 久美江 👉Amazonで見る

 

日記のよいところは、特別なテーマを探さなくてもよいことです。

今日したこと、見たこと、食べたもの、楽しかったこと。小学生の日常そのものが題材になります。 

 

ただし、ここで「長い文章を書いた方がいい」とは考えていません。

小学生の最初のライティングで大切なのは、長く書くことではなく、短くても書けた経験を積み重ねることです。 

 

たとえば、 

I played outside. 
I ate curry. 
I watched TV. 

このくらいの一文でも、十分立派なライティングです。 

 

アカデミック・ロードでは、小学生のライティングではまず「書くことへの抵抗を下げる」ことが大事だと考えています。

英語日記は、そのための入り口として取り入れやすい方法の一つです。 

 

 

まずは多読で「書ける英語」をためていく 

とはいえ、何の土台もないまま英語日記を書こうとしても、子どもの手は止まりやすくなります。 

だからこそ、私たちはライティングの前に、多読などを通して「書ける英語」をためていくことが大切だと考えています。 

 

やさしい英語の本をたくさん読むことで、 

I like ~. 

 I have ~. 

 I can ~.  

といった基本的な表現に何度も触れることができます。 

 

そうすると、子どもは書くときに「見たことがある英語」を思い出しやすくなります。 

ここで整理しておきたいのは、読んだまま意味を理解する力は、あくまで多読の話だということです。

多読は、英語の語順や表現に自然に慣れていくうえでとても大切です。

けれども、ライティングではそこに「自分は何を言いたいのか」が加わります。 

 

つまり、 

 
・多読で英語をためる。 
・日本語で内容を考える。 
・知っている英語で短く書いてみる。 

 

この流れが自然です。 

 

ライティングはこれまでに出会ってきた英語を、少しずつ「自分で使ってみる」学習です。

英語日記も、その延長線上にあります。 

 

家庭学習だけでなく、添削のある環境が力を伸ばす 

英語日記は、家庭でも始めやすい学習です。 

けれども、私たちは家庭だけで完結させるのは難しい面もあると感じています。 

たとえば、 
 

・どこまで直せばよいのか。 
・今は単語だけでよいのか、一文に進んでよいのか。 
・褒めるべきところはどこか。 
・次に増やしたい表現は何か。 

 

こうした見極めは、実はとても難しいものです。

 

しかも、小学生は毎回細かく直されると、「書くことは間違いを見つけられる時間だ」と感じやすくなります。 

そうなると、せっかくの入り口で書くことが苦手になってしまうこともあります。 

 

もちろん、家庭には家庭の大切な役割があります。

それは、英語を教えることではなく、何を書けばよいか一緒に考えること、書けたことを認めること、無理なく続けられる雰囲気をつくることです。 

 

一方で、教室には教室の役割があります。 

・子どもの今の段階を見て、どこを直すか、どこは今はそのままでよいかを判断すること。 

・今ある英語でどう表現できるかを支えること。

・少しずつ次の段階へ進めること。 

英語日記が力になるのは、「書くこと」そのものだけでなく、それを見てもらえる環境があってこそだと、私たちは考えています。 

 

英語を「まねする」から「自分で使う」へ 

小学生のライティングでは、最初から完全にオリジナルな文章を書く必要はありません。 

むしろ最初は「まねする」ことがとても大切です。 

 

たとえば、 

・見本の文を見ながら書く。 
・I like apples. の apples を grapes に変えてみる。 
・簡単な質問に一文で答える。 

こうした小さなステップを通して、子どもは少しずつ「見たことのある英語」を「自分で使える英語」へと変えていきます。 

 

英語日記も同じです。最初は型を借りながらで十分です。

I played soccer. 
I went to the park. 
I ate sushi. 

 

そこから少しずつ、

I played soccer with my brother. 
I went to the park after school. 

 
のように、自分の情報を足していけるようになります。 

 

私たちが小学生のうちに目指したいのも、この段階です。 

求められていることに対してアイデアを出し、それを簡単な英語で言えること。 

さらに、C2の段階(英検4級相当)で30語ほどの基本動詞を使えるようになると、書ける内容はぐっと広がっていきます。 

 

ここで大切なのは、時制や三単現を最初から完璧にすることではありません。 

そうしたことは後から学んでいけます。まずは現在形で、自分のことを言えること。 

その土台が、小学生のライティングでは何より大切だと私たちは考えています。 

 

まとめ 

小学生が英語ライティングを始める時に、大切なのは「長い文章を書くこと」より、「一文でも、たくさん書いてみること」です。 

そのためには、まず多読などを通して“書ける英語”をためておくことが必要です。 

そして大人は、「なんでそう思うの?」と問い返しながら、子どもの考えを深めていくことが大切です。理由を考える習慣がなければ、書く内容はどうしても浅くなりがちだからです。 

一方で、英語の形にしていくことや、どの段階で何を伸ばすかを見極めることは、ご家庭だけでは難しい部分もあります。

だからこそ、添削のある環境や、段階的に支えてくれる教室の役割が重要になります。 

日々の一文から始まり、少しずつ「考えて書く力」へつなげていく。

その流れを無理なくつくっていくことが、小学生の英語ライティングでは何より大切です。 

 

次回予告 

次回は「英語を書く力は将来どこまで役に立つ?」をお届けします。 
中学・高校、その先の学びまで見通したとき、小学生のうちから書く経験を持つことにはどのような意味があるのでしょうか。 
今だけで終わらない、ライティングの「一生涯もの」の価値を見ていきます。 

 

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