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皆さん、1か月ぶりにお目にかかります、ゆりです!怒涛のロシア語定期テスト期間から解放されたばかりでございます。トホホ。

今回は、前回の予告どおり、大学生活について、特にロシア語学科についてお話します!

と、その前に。私が何者か、前回の受験の話の中ではよく分からなかったと思うので、まずは自分のことについて述べたいと思います。

私は宇都宮市内の普通の幼稚園、普通の地元の公立小学校に通い、普通の公立中学校に通いました。そして親に言われるまま、悩むことなく県立宇都宮女子高校を受験するつもりで、中学3年間を過ごしました。しかし塾には通っていたものの、一般入試で合格する自信がなかったので、特色選抜を受けました。前年度の宇女高の特色選抜の倍率がやたら高かったので、私の年に同じ中学から宇女高の特色選抜を受験したのは私1人でした。正直なところ、ライバルが減ってラッキー✨と思っておりました。そうはいっても小論文と口頭試問は大変で、受けてみないと分からないところはありましたが、なんとか無事に合格しました。

内申点も大事ですが、内申を上げるためだけにやりたくもない生徒会に入るのは馬鹿らしいというのが私の考えだったので、生徒会活動などはしていません。生徒会長をしていても、不合格になった子は沢山いたので、生徒会活動自体をしたかどうかは宇女高の特色選抜ではあまり関係ないと思います。

入学後、面接官をしてくださった先生が担任になったとき、あなたの面接は良かった、よく覚えていると言ってくださいました。たぶんポイントは目力と、ハキハキ喋ることだと思います。髪の毛が長い方は、後ろにビッチリひとつにまとめた方が、顔がよく見えていいと思います。第一印象は大切です。

 

宇女高に無事合格したのは良いものの、周りはできる友人ばかりで、特色選抜で合格した自分なんか…という劣等感を拭うことができず、無気力なまま刻は過ぎ去り、行きたい大学もないまま、高校三年生に突入しました。あとは前回お話した通りです。勉強は散々で、苦しみ(自業自得ですが)の多い高校生活でしたが、毎年合唱コンクールだけには全力を尽くし、3年間で2回優勝しました。

また、どうでもいいことですが、3年間クラスカラーがピンクだったのは、同学年で私だけでした(3年間同じクラスの子がいなかったので)。とても個性が強く、自由で、本音で語れる友人に沢山出会えたので、宇女高は本当に良いところだと思います。

 

そうして上智大学のロシア語学科に入学しましたが、私の想像していた大学生活とはかなり異なりました。率直に言うと、思っていたよりも勉強に時間を割かなければならないということです。ロシア語学科は学内でも有名な、進級に厳しい学科で、大学内で何学科?ときかれ、ロシア語だというと、とても哀れまれます。1年生だった頃は、友人達の中にはアルバイトを辞めて勉強に専念する人もいました。私も今は2年生でアルバイトをしていますが、1年生のときはしていませんでした。

ロシア語学科だけでなく、語学の学科に厳しさはつきものですが、ロシア語学科は「授業数が多い・出席が厳しい・テストが多い」の三点セットです。ロシア語の授業は各学期3回までしか休むことが出来ません。電車の遅延は自己責任なので、遅延を見越して早めに来る必要があります。しかもロシア語の授業は大抵1限にあるため、朝がツライ。

↑「講読」という授業では、ロシア語の長文読解をします。先生が用意してくださった文章を予め読んで意味調べを、しておき、授業に臨みます。題材は様々で、SNSの問題や、日本の教育制度、世界で需要のある言語について、といった現実的でお堅い話題から、世界で人気がより高いのは犬と猫のどちらか、といった軽めの話題まで様々です。また、物語を訳していく授業もあります。ロシア語でネイティブが使うスラングが沢山入っているので、辞書を引いてもさっぱり分からない単語も多くあります。

更に、毎月のように(月によっては毎週のように)かなり難易度の高く、かつ量の多い定期テストがあります。冒頭でも述べましたが、11月は秋学期の中間テストの時期なので、3週間に渡って4つのロシア語のテストがありました。今学期はあと5つロシア語のテストがありますが、一学期間のロシア語のテストの平均点数が60点を下回ると、あっけなく再履修(例えば2年生になっても2年生の科目を履修する資格が与えられず、1年生の授業を再度履修しなければならないこと。留年に近い)になります。ロシア語を二回連続で再履修になれば、退学が決定します。簡単なテストはないので、少し油断するとすぐに成績は下がります。私の学年は昨年3分の1が再履修になりました。

 

脅してしまいましたが、ロシア語自体は本当に楽しいです!もちろん、習得するにはかなりの努力が必要ですが、文字すら知らなかった新しい言語を1から学ぶことがこんなに楽しいとは、やるまでは思っていませんでした。

↑ロシア語の文字達。アルファベットと全然違いますよね!しかもこの文字、私達は普段書きません。これはブロック体なのですが、ロシア語でブロック体を書くのは5歳まで、といわれています。大人になって、ブロック体で文章を書くのは、恥ずかしいことなのです。従って私達は筆記体を使います。筆記体とブロック体で全く形が異なる文字もあるので、覚えるのはとても大変です。ロシア語学科に入学すると、1年生の4月中にブロック体と筆記体の全ての文字を覚えることになります。ちなみに筆記体はこちらです。↓

 

↑筆記体はクセが出やすいので、他人の書いたものは読めないこともあります。とても字の汚い人の場合、こんなことになります。ただの落書きにしか見えません。

あまり知られていませんが、上智大学は東京外国語大学よりも、ネイティブの先生の授業が多いくらいなので、他の大学よりも早くロシア語を習得しやすい環境が整っていると思います。さらに、だらけている暇もないので、私としては高校のときと同じ轍は踏まずに済んで、助かっております。真面目に授業に取り組んでいるので、成績も悪くなく、来年度1年間、交換留学にいけることになりました。上智は長期留学をしやすい環境が整っているので、4年間行く勇気はないけど、1年間は留学したいという方におすすめです。ちなみにドイツ語学科は半年以上ドイツに留学するのが義務なので、全員行けるようです。羨ましい限りです。

また長くなってしまいました💦今月も読んでくださいまして、ありがとうございました!次回は、軽めに、学食の話をしようと思います!上智大学には、学食が沢山あるんですよ✨

ではまた、来月号でお会いしましょう!


宇都宮・小山共通

≪12月のお休みについて≫

12/24()1/7()(除く12/301/3)は冬期講習、

12月31日(火)~1月3日(金)は年間日数調整のためお休みとなります。よろしくお願いいたします。

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★新連載★ゆりさんの上智大学日記 ①

★連載★ゆりさんの上智大学日記 ②

★連載★ゆりさんの上智大学日記 ③(学食編)

★連載★ゆりさんの上智大学日記 ④(留学編)

★連載★ゆりさんの上智大学日記 ⑤(留学先編)

★連載★ゆりさんの上智大学日記 ⑥(イベント編)

★連載★ゆりさんの上智大学日記 ⑦(ロシア語編)

★連載★ゆりさんの上智大学日記 ⑧(モスクワ編)

★連載★ゆりさんの上智大学日記 ⑨(モスクワ観光編)

★連載★ゆりさんの上智大学日記 ⑩(チャイコフスキーとモスクワ博物館編)

★連載★ゆりさんの上智大学日記 ⑪(クラシック名所編)

★連載★ゆりさんの上智大学日記 ⑫(まとめ編)

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