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2020.02.08 (Sat)
★連載★ゆりさんの上智大学日記 ④(留学編)
皆さんこんにちは、ゆりです! 私は今、飛行機の中でこれを書いています。 実は、学校の交換留学の制度で、1年間ロシアのペトロザボーツクという町に 留学することになりました。 不安と期待でいっぱいですが、チャンスを無駄にしないよう、頑張ってきたいと思います💪🏻 せっかくなので、今回は日本からロシアまでの2日がかりの珍道中をお伝えしたいと思います! 1日目(24+6時間) 成田空港からアエロフロート・ロシア航空SU261便が離陸してすぐに寝る。 ちょうど起きたらイヤホンが配られていて、隣のフランス人が私の分をとっておいてくれた。 離陸して30分、食事のメニューが書かれた紙とアイマスクなどのセットが配られる。 セットは、ハンドクリーム、アイマスク、耳栓、スリッパ。 ハンドクリームがついていたのには驚いた。
1番目の食事は日本時間14:36にアナウンスがあった。とりあえずライオンキングをみる。 日本語吹き替えがあった。 トマトジュースを頼んだら、絶対にトマトジュースじゃない、甘い飲み物が来た。
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おそらくロシア伝統のモルスというベリー系のジュースだと思われる。 美味しいから問題なし。 3時半にご飯がようやく。 私はチキン。しばらく寝る。寝ている間にメガネをなくし、隣のフランス人男性に一緒に探してもらう。 しかもそのあと、膝に頭をつけて寝ようとしたら、枕がわりに自分のニットを貸してくれた。 優しい。 8時半ごろ、夕食の案内があった。 シムをロシアの通信会社のものに変えた。 21:00ごろ夕食。
私はビーフを選択。ボヘミアン・ラプソディをみる。こちらも日本語吹き替え。 フレデリックス・マーキュリーという、スターの孤独な人生を描いた作品だ。 何年か前に話題になった作品。
日本時間は21:30だが、ロシアは15:30なので、夕食というより、 2回お昼を食べた感じになった。時計をロシア時間に変えた。16:25である。 夕食後、水をいっぱいもらって、歯を磨いた。 モスクワ・シェレメチェボ空港での国内線ターミナルまでの移動経路を確認。着陸に備える。 機長によると、モスクワの気温は零度。
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機内はあついが、果たして大丈夫だろうか? 17:28 着陸! ところが…ここからが波乱。 パスポートコントロールが混みすぎて、乗り換え予定だったサンクトペテルブルク行きの 国内線の搭乗時間になってもまだ入国審査出来ず。 やっと入国審査を19時10分に通り、出発時間が19時25分だったので、頑張れば間に合うかも! と思い、出来る限り走ったものの、着いたら7:20。 国内線の搭乗口にいたお兄さんにチケットをみせたら、もう間に合わないと言われて、 ショックを受ける。
とりあえず乗る予定の航空会社・アエロフロートのチケットカウンターへ行き、 チケットを次の便に変えてもらった。運が良かったと思う。 これが明日の便になっていたら、予定が全て崩れてしまうところだった。 スーツケースの確認と新たなチケットの受け取りのため、チェックインカウンターへ。 無事、次の便に乗れそうだ。次の便の搭乗開始は8時45分である。 その前にサンクトペテルブルクでホテルまでの送迎を依頼していた会社の緊急連絡先に 電話したいのだが、自分のSIMはフェイクだったことが判明し、何もできなかったので、
また搭乗口のお兄さんに電話を借りたいと言うと、インフォメーションカウンターへ行け と言われた。インフォメーションカウンターで、飛行機に乗り遅れたので、 送迎の時間を遅らせるために電話をかけたいと伝えて電話をかけてもらい、 なんとか新たな到着時間に迎えにきてもらえることに。 20時半ごろセキュリティーチェックを通り、無事、サンクトペテルブルクに22:45に到着。 お迎えに来てくれていたヒゲモジャのおじさんに荷物を持ってもらい、 ホテルまで車で送ってもらってホテルまで到着。一眠りして明日の電車移動に備える。 2日目 朝7時起床。母親とスカイプで15分ほど会話した。 7時半くらいに朝食会場に行こうとするが、場所がわからずホテル内で迷子になる。 通りすがりのスタッフに尋ねると、通り過ぎた途中に入り口があったことがわかった。 部屋番号を見せて会場へ。沢山あったので、取りすぎた結果、こんな感じ。サラダと、スクランブルエッグ、さやいんげんの炒め物とソーセージ、ロシア流のパンケーキ であるブリヌイ。ローズヒップティー。 ブリヌイは1個でよかったなぁと後悔した。 かなりボリュームがあった。 電車で昼ご飯がでるか分からなかったので、食料確保のため隣接するスーパーマーケットに行く。 パン2つ、水2本を買ったが、パンの袋に値段表をつけるのを忘れて、レジの店員さんと一緒に パン売り場に戻り、値段を確認した。 スーパーを出た後、ホテルのレセプションでタクシーを頼んだら、すぐに呼んでくれてしまい、 2分後にと言われて焦る。まだスーツケースのふたも閉めていなかったからだ。 部屋で準備していると案の定部屋に電話が。10分以内に行くと伝えた。 スーツケース2つを持ってロビーへ。パスポートを受け取って、タクシーに向かった。 運転手さんがスーツケースをトランクに乗せてくれて、行き先を確認。 無事に駅にたどり着くことができた。タクシーの運転手さんには1人で行くのか、と聞かれた。 大きなスーツケース2つで1人で行くのかこいつは、と思われたに違いない。
駅の入り口でセキュリティーチェックを受ける。見事パス。 近くの売店の店員さんにチケットを見せて、8番線だと教えてもらった。 ホーム行きのエスカレーターにも、なんとか乗ることができた。 ホームに降りて、国鉄のゼッケンをつけたスタッフに5号車はどの辺にくるか聞いたが、 僕には分からないと言われる。いやいや、職員だろ、と心の中でつっこむ。程なく電車がきた。 外で待った時間は5分にも満たないナイスタイミング。 留学先のペトロザボーツクまではこの寝台列車で5時間かかる。スロープがついていたので、 スーツケースも無事のせることができた。5号車に乗ったはいいが、自分のベッドの場所が分からず、
親切なお兄さんにチケットを見てもらい、場所を教えてもらった。相部屋はお姉さん。歳は分からない。 スーツケースをベッド下にしまうのを手伝ってくれた。昼食のメニューが聞き取れなかったのを、 英語で通訳してくれた。パンを買ったが昼食はでるようだ。 車窓からの眺めは終始こんな感じ。昼ごろまで寝ていたが、12:00に昼食が運ばれてきた。バジルクリームソースのパスタだ。
見た目は微妙だが、美味しかった。パンとサラミもついてきた。
ペトロザボーツクに着く30分前に、車掌のおばさんが知らせにきてくれた。 余裕のつもりでいたら電車のスピードが落ちはじめたので、慌てて降りる準備。 ペトロザボーツクには30分とまる予定だったので、大丈夫だろうとは思ったが、 一応とまった瞬間には間に合った。お姉さんにお礼とサヨナラを言って降車。 車両の出口にお迎えの学生ボランティアの方が待っていてくれた。 しかし今回はペテルブルクのときと反対側だったこともあり、スロープがなく、 下ろすのが大変だったが、学生ボランティアの方が手伝ってくれて、なんとかスーツケースを 下ろすことが出来た。 長い旅路でしたが、なんとかなりました! 次回はペトロザボーツクでの生活について、お伝えします。それではまた来月、お会いしましょう!
ゆりさんの過去の記事
★連載★ゆりさんの上智大学日記 ⑩(チャイコフスキーとモスクワ博物館編)
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