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AR史 ⑤2007年~(大学院時代)

ARのつかはらあやこです。

 

今回は私の大学院1年目くらいの頃の話です。(ARの図書コーナー)
・多読多聴との出会い

大学院というのは学部とは異なり、必修の科目は少なく、その代わりに早くから自分の研究ができる状況が整っています。私は『リーディング』を研修テーマにしていたのですが、具体的なことはまだ決まっていませんでした。1年の1学期は図書館に籠り、リーディングに関する本を読みまくりました。その中で偶然出会ったのが、当時電気通信大学にいた酒井邦秀先生の『多読』に関する本でした。その時の衝撃は今でも忘れられません。
その後『多読』というキーワードで本を探していくと、高瀬敦子先生の研究データに出会いました。高瀬先生に直接会って話をしたくなり、メールをさせて頂きました。すると、多読学会というものがあり、近く会合が行われ、そこで高瀬先生とお会いできるという趣旨の連絡を頂き、舞い上がったことが懐かしいです。

ARに通われている方は私が毎回多読多聴について詳しく話をしているので、わかっていると思います。
酒井先生等が考えられた『多読3原則』というものがあります。
1. 辞書をひかない
2. わからなければ飛ばす
3. つまらなければやめる
といった所謂普通の英語学習からは考えられないものでした。

もちろん少し過激目に書かれているのですが、『英語を英語のまま理解していく』ために大量のインプットを必要とします。その為にはいちいち辞書を引いていたら読む妨げとなるという考えに基づいています。

話は戻り、私は高瀬先生にお会いしたい一心で、多読学会に参加するために大阪まで行きました。もちろん学会の内容にも感動し、また2次会で高瀬先生と直接お話をさせていただきましたが、その気さくな人柄にとても感銘を受けました。多読を全く知らなかった私は、学会でのデータ、多読のやり方等を学ぶために、初めの2年間は足しげく学会に通いました。そして大学院の卒業テーマを『多読』に関することに決め、また修士論文のデータを取るために、ARでも多読を開始しました。一番初めに買った多読図書は、『White Death』です。


・多読学会
現在も多読学会には所属しています。多読学会は大学の先生、高校の先生、中学の先生、塾の先生、英語の本が好きな人等英語指導に携わる様々な人達が所属しています。
多読学会での発表等は、『どう多読を受験英語に結びつけて導入していくか?』ということが中心となっています。私も多読がとても効果的で、レッスンに導入したいとすぐに思いましたが、どの程度本をそろえて、どのような形でレッスンに導入していくことが良いのかは分からなかったので、色々な方のお話を聞き、AR内のカスタマイズの参考とさせてもらいました。しかし、まずは指導者自らが多読すること!ということが大前提です。ですので、初期のころは、購入した本を全て読んでいました。