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英語教育独り言 共通テストを考える

栃木県宇都宮市・小山市にある英語専門スクールアカデミック・ロードの代表つかはらあやこが英語教育について《考察》するブログです。

あけましておめでとうございます!すっかり正月モードも終了し、週末には共通テストも終わったという状況ですが、、、

 

さて、新年1回目のわたしのブログはこの共通テストの英語について考えていきたいと思います。

 

共通テストになって今年で3回目。センター試験から共通テストへ大きな変化はざっくりというと、

リーディング

  • 発音アクセント、文法の問題の削除
  • 読む量が増えた
  • スライドをまとめるといった情報要約能力が求めらる

 

リスニング

・1回しか読まれない問題がある(問4~問6)

・分量が約400words増加

 

さて今年の平均はですね・・・3年間の平均点の変遷も併せてみていきましょう!

 

2023(今年) 2022 2021
Reading 54 61.8 58.8
Listening 63 59.45 56.16

 

まずは、今年の結果から。Readingが昨年より7.8点も下がっています。予備校が出している評価からも今年のReadingは難化したと書かれていました。Listeningは例年通りとのことでした。

 

2021年にスタートした共通テストですが、年々平均点が上がってきていることもあり、傾向をつかみ、慣れてきたと言えます。今年のReadingのみ例外ですが。

 

Readingの平均点の低下の原因を、うちの生徒を鑑みて考えてみると、8割以上常に取れている生徒は問題が難しくなっても、問題なくできています。

 

次に、6割前後の生徒。これくらいの生徒が一番点数を落としてしまったのではと思っています。今年は、問2、問6が難しかったのですが、問2が難しかったことで時間がかかり、問6まで終わらず5割くらいになってしまったのではないかと思っています。

 

また、近年の共通テストは情報集約能力が問われているので、情報をまとめることに時間がかかる生徒も苦戦してますね。

 

つまり今後は、速く読む能力は当然のことでプラス情報集約能力となりますね。

来年度はリスニングも難化するのでは…と思っています。そうやって、少しづつ世界標準の英語に近づいていきたい(願望)と考えているのではないでしょうか?

 

こうなると、以前のセンター試験の時のような付け焼刃で得点を取ることはより難しくなり、真のリーディング力は必須になってきます。

 

読み力を身に付けるために多読多聴お勧めいたします!

今はオンラインでもたくさんの英語図書があるので、ハードル低く始められますよ!

次回は2月7日です!お楽しみに!