英語学習アプリ完全ガイド Vol.9 ～おうちで伸ばす英語力～
読むのも、聞くのも、話すのも――今や英語学習はアプリの時代！ アカデミック・ロードでも取り入れているRaz-Kidsをはじめ、家庭での多読にぴったりなリーディングアプリから、スピーキング・ライティング・語彙力を育てるトレーニングアプリまで。英語学習アプリは幅広く活用されています。
この連載では、「楽しみながら英語力を伸ばせる」おすすめアプリを目的別にわかりやすく紹介。 お子さまのレベルや目的に合った“英語アプリ学習のベストパートナー”を見つけていきましょう！
連載9⃣ Duolingo – 継続率No.1の英語トレーニングアプリ
「英語アプリは続かない…」
そんな悩みが尽きない中、世界で最も多くの人が使っている英語学習アプリがDuolingo（デュオリンゴ）です。その登録ユーザーは世界で5億人以上。アメリカや日本だけでなく、世界中の英語学習者が毎日このアプリで英語を学んでいます。
Duolingo最大の特徴は、「毎日続けられる」ということ。習慣化こそ学習成果の決め手！短時間で「読む・聞く・書く・話す」をまんべんなくトレーニングできる設計は、これまで紹介してきた多読系アプリとは異なる明確な強みです。
今回は、日本の小学生～中学生がDuolingoを使うメリットをわかりやすく解説します！
Duolingoとは？世界で最も使われる英語学習アプリ
Duolingoは、基礎から応用までをクエスト形式で学べる語学トレーニングアプリ。
ライティング（タイピング）、リスニング、リーディング、スピーキングの英語4技能を網羅し、インプットとアウトプットを毎日少しずつ積み重ねることができます。
【アプリの特長】
・完全無料でも十分学習可能（有料プランで広告非表示＆復習追加）
・英語だけでなく日本語サポートあり
・AIによる発音判定、文法チェック
・1レッスン1～3分でサクッと終わる
・クリア型レッスンで達成感◎
「机に向かう英語」ではなく、“スマホで進める英語学習”の代表格と言える存在です。
ゲーム的🎮なアプリ設計が生む「毎日続けたくなる」仕掛け
Duolingo最大の魅力、それは“習慣化支援”に徹しているところ。
・ストreak（連続学習）でもらえる炎アイコン🔥
・宝石（ジェム）や王冠などのごほうび
・レベルアップのドキドキ感
・毎日の「XPリーグ」ランキング競争
・キャラクター「デュオ」が励ましてくれる
など、勉強というよりゲーム感覚が強い仕掛け！
「1問だけやろう！」が「気づいたら15分やっていた…！」に変わります。
とくに小学生は、視覚的な達成感 → モチベーション継続に直結します。
読む・聞く・書く・話すを短時間で習慣化
Duolingoは、毎日の小さな積み重ねを最優先に考えた設計。1日の目標は最短1分から設定可能です。
【学習例】
読む：短文リーディングで文法・語彙を自然に定着
聞く：ネイティブ音声→聞き取りクイズ
書く：タイピングで文構造を整理
話す：音声認識AIで発音チェック
短時間でも「理解したら言ってみる」サイクルを回せるため、英語使用量が圧倒的に増えます。
さらに、AIによるミス分析に基づき、間違いやすい所を自動復習。「覚える→忘れる→また出る」の仕組みで定着させます。
学校英語・多読アプリとの併用がおすすめ！
Duolingoは4技能を網羅していますが、長文読解・語彙拡張・リーディング力強化という点ではEpic!やOxford Reading Club、BookSmart、 Raz-Kidsなどの多読アプリに軍配が上がります。
だからこそ、併用がベスト！
【アプリ併用のおすすめ学習ルーティン】
① 朝・通学前の3分は「発音＆文法」に触れる時間。
短時間で取り組める Duolingo なら、忙しい朝でも負担なく続けられます。英語の音や基本文法にサッと触れることで、1日の“英語スイッチ”が自然と入ります。
② 夕方の10～20分は「英語多読で読解力を伸ばす時間」。
Epic! や Oxford Reading Club、Raz-Kids などの多読アプリを使い、豊富な英語絵本に触れることで、語彙力・理解力がぐんと伸びます。興味のあるテーマを選べば、自然と読む量も増えていきます。
③ 週末の30分は「まとめ復習＆スピーキング」。
平日に学んだ内容を Duolingo で復習し、読んだ本をもう一度読み返すと理解が深まります。余裕があれば発音練習にもチャレンジし、インプットとアウトプットのサイクルをしっかり回しましょう。
学校で習った文法がアプリ内で出てきて「知ってる！」と自信につながり、逆にアプリで身につけた文が学校の授業で出てきて「分かった！」につながります。
英語が“テスト科目”から“使えるスキル”へ変化していくのが理想です。
無料版と有料版のちがいは何？
Duolingoの魅力は、“無料でもしっかり学べる”こと。
無料版には広告が入り、ミスできる回数を示す「ライフ」は最大25ですが、時間で回復するので日々の学習にはほとんど問題ありません。むしろ「丁寧に解く習慣」がつくという声も。 一方、有料版（Super / Max）は広告なしでサクサク進められ、ライフ無制限。MaxならAIとのビデオ会話にも挑戦できます。さらにファミリープランなら最大6人まで利用OK。
とはいえ、英語の習慣づくりが目的なら、無料版で十分効果を実感できます。
👦 小学生に使わせる際の注意点
Duoling は対象年齢の制限こそありませんが、家庭で見てあげたいポイントもあります。
・間違いを嫌がる子は焦りやすい
・英文の意味理解がおろそかになることも
・クイズ形式のため英語の背景理解は薄め
・ゲームアプリや有料プランの広告が頻出
対策：アプリだけに頼らず「使いどころを整理」することが大事！
親子で「学校の英語＋Duolingo＝できることが増えた！」という成功体験を共有できると◎
まとめ
👉スキマ時間で「英語を使う」力を養う
Duolingoは、無料でOK、短時間でOK、ゲーム感覚で続くアプリ。「もっと使いたい」「広告なしがいい」という場合には有料プランへの切り替えで対応できます。
楽しく続ける仕組みにより、英語を“触れる→使う”へ引き上げるトレーニングに最適です。
多読アプリと組み合わせれば、文法と語彙がつながって、日常の中で自然に英語力が伸びていきます。小学生〜中学生のご家庭に、自信を持っておすすめできる“継続率No.1”英語アプリです！
次回予告
次回は、日本語サポートが充実していて家庭学習でも使いやすい「トド英語」をご紹介します。
英語の“聞く・話す・読む”を一つの流れで体験でき、初めての英語学習でも迷わず進められるのが魅力。無料体験も用意されているので、まずはお試しからでも安心！
詳しい特徴や使い方は次回の記事でお届けします。お楽しみに！