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英語学習アプリ完全ガイド Vol.3~おうちで伸ばす英語力~ 

読むのも、聞くのも、話すのも――今や英語学習はアプリの時代!  
アカデミックロードでも取り入れているRaz-Kidsをはじめ、家庭での多読にぴったりなリーディングアプリから、スピーキング・ライティング・語彙力を育てるトレーニングアプリまで。英語学習アプリは幅広く活用されています。  

この連載では、「楽しみながら英語力を伸ばせる」おすすめアプリを目的別にわかりやすく紹介。 お子さまのレベルや目的に合った“英語アプリ学習のベストパートナー”を見つけていきましょう!  

 

連載3⃣ BookSmart by Worldreaderをご紹介! 

世界の子どもたちと“読む”をつなぐ、完全無料の英語多読アプリ 

BookSmartとは?NPOが開発した「無料の英語絵本アプリ」 

公式サイトHP http://worldreader.org/booksmart

 

BookSmart」は、国際NPO Worldreader が開発した、英語絵本を中心とする無料のリーディングアプリです対象年齢は「K-12 children(幼児〜中高生初期)/3-12歳」とされています。 

世界中の子どもたちがインターネットを通じて英語読書を楽しめるように作られており、教育格差をなくす取り組みの一環として展開。公式サイトから安全にアクセスできるほか、グーグルやアップルストアからアプリをダウンロードしての利用も可能です。 

 

完全無料!課金や広告なしで安心して使える理由 

BookSmart は完全無料で利用できます。ホームページでアカウントを作成、またはアプリをダウンロードした後で、サインインするだけです。アプリ内広告や課金コンテンツもありません。公式サイトにも “Download the free app” と明記されており、教育支援・寄付によって運営されています。 

Epic! や Raz-Kids のような有料サブスクリプション型ではなく、「すべての子どもに読書の機会を」という理念に基づいた社会的プロジェクトの一環なのです。 

 

👆画像は公式ホームページのアカウント作成画面 

 

シンプルで「読むこと」に特化した設計💡 

ページ送りやレイアウトは軽快で、動作性も安定しています。有料アプリに多く見られる、派手なアニメーションや音声ガイドはありませんが、「読むこと」に集中できるシンプルさが魅力です。 

 

「Library filters(ライブラリーフィルター)」という機能を使えば、年齢層に応じたお勧めの本をピックアップしてくれます。 

 

すべて英語表記📖日本語翻訳機能を使うと絵本も訳されてしまう? 

操作性はシンプルですが、アプリ内の表記はすべて英語 
一部スペイン語やアラビア語などの他言語を選択できますが、日本語は未対応です。 
また、スマートフォンやパソコンの自動翻訳機能をオンにすると、本の本文まで日本語化されてしまうことがあるため注意が必要です 

低学年のお子様が使う場合は、保護者が操作部分をサポートする形が安心です。 

 

👆画像はパソコンの翻訳機能を使って日本語表記にしています 

 

蔵書数は?どんな本が読めるの? 

BookSmart(Worldreader)では、公式サイトに「2,700冊以上の児童向け書籍」という記載があります。さらに「数千冊(thousands of books)」という表現も用いられており、英語・スペイン語・ヒンディー語・キスワヒリ語・アラビア語など「5 言語以上」で展開されていると明記されています。 

BookSmartの蔵書は、世界中の子どもに読書機会を広げるという理念のもと、多言語・多文化に対応した汎用的な物語を中心に選書しており、英語圏の有名シリーズよりも多様性を重視した構成となっています。 

 

GoogleとAppleでアプリ名が違う?正しいBookSmartの見分け方 

iOS で検索すると、同名の「BookSmart」漫画アプリが上位に出ることがあります。 
正しいアプリはWorldreaderが開発元のものです。 
インストール前にアイコン(青地に本のロゴ)と開発者名を確認しましょう。 

プラットフォーム アプリ名
Google Play BookSmart
App Store BookSmart by Worldreader

 

 

まとめ 

無料で英語読書を始められるアプリということが画期的! 

BookSmart は、NPOが開発した完全無料で使える英語多読アプリです。とにかく無料というのがすごい!すべて英語表記のため、英語が苦手な保護者の方にはややハードルが高く感じられるかもしれませんが、デバイスの翻訳機能を上手く活用すれば、十分に使いこなせます。 

英語の本を自分で読めるお子さんに、できるだけ多くの本に無料で触れさせたい方や、「英語の本ってどんな感じ?」と気軽に試してみたい方にはぴったりのアプリです。市販の洋書は高価で手を出しづらいと感じていたご家庭にも、世界の子どもたちが読む英語絵本を体験できる入り口として最適でしょう。 

 

次回予告

次回は、英語を「読む」だけでなく、「聞く・話す・遊ぶ」を通して身につける低学年向けのアプリ、 Lingokidsをご紹介します。 

子どもが夢中になるゲーム感覚の仕掛けや、親子で一緒に取り組める工夫など、楽しく続けられるポイントが満載!英語を“勉強”としてではなく、“遊び”の中で自然に吸収していく学び方を見ていきましょう。