英検1級合格体験記6-勉強の続け方
今回は「勉強の続け方」について書かせてください。
というのも色々と勉強方法を書きたいと思っているのですが、結構それに対して頂くコメントが「頭では分かっているんですけど、続かない…」という相談なんです。
ぶっちゃけ続ければ驚異的な結果を生みやすいわけで…(確かイチローさんもそんなこと言ってた!)
なので今回はどう勉強を続けるか書きたいと思います。
この後に紹介される勉強法も基本的には「これなら続けられるな」と池田個人が思ってやった方法です。私の続けやすいことが必ずしも皆さんの続けやすいやり方ではないと思うので、適宜アレンジして使ってもらえたら嬉しいです。
反対に「この勉強法、続けやすいよ!」なんてアイディアも有ったら欲しいです!
さて、勉強の続け方ですが、私は以下の3点を意識した学習方法をやるようにしています。
1.明確にする
2.楽にする
3.癖にする
4.楽しみにする
それぞれ説明します。
明確にする
まずは目標を明確にすること。何ができるようになれば英検に合格できるのかを明確にします。
例えば自分が苦手なのはリーディングなのか、ライティングなのかリスニングなのか、スピーキングなのか…それによっても学習する方法は変わるはずです。
もう合格圏にあるスキルをさらに伸ばすのも今後には繋がりますが、英検合格という目標に対しては遠回りなアプローチになる可能性があります。
対策すべき技能が決まったらそれを更に細かく見ていきます。例えばリスニングが苦手な場合、それは語彙が足らなくて聞き取れていないのか、それとも話すスピードについていけていないから聞き取れないのか、リスニングは聞けるけど解答の選択肢を読む時間が無いのか…それでも対策や練習の方法は変わります。
例えば自分が最初に英検1級にチャレンジした際は、語彙が足りず、リーディングで十分なスコアが取れていませんでした。そこで単語帳を作って覚え、覚えたものは抜き取って…を繰り返しました。その際、立てた目標は「英単語を見たらその意味が分かること」。あくまでリーディングのために覚えるという目標だったので、スペルはそこまで頑張らないことにしました。そうすることで覚えるために「単語をたくさん書く」という覚え方はせず、時間短縮ができました。
楽にする
続ける上で一番のハードルはその時間をどう捻出するか、という点にあると思います。児童・生徒の皆さんは英語以外の科目もしっかり勉強しなければならないでしょうし、友達付き合いも有るでしょうし、大人の皆さんは日々のお仕事・家事・育児…やれない理由はわんさか出てきます。笑
その様な環境でも学習に時間を割き結果を得るにはいかに効率よく勉強していくかということがキーになってきます。
そこで私は生徒・学生時代にはなかったものを積極的に取り入れるようにしました。
その一つが単語学習アプリです。
私は単語は単語帳を作って、覚えたものは抜き取って減らしていく…という学習方法が合っていたのですが、難点は単語帳を作る時間…これがなかなか時間を食っていました。
そこで今回何か時短になるものは無いか…と探していると単語アプリの「Wordholic(ワードホリック)」を見つけました。
アプリの中身は、表に単語を裏に意味を書くいわゆる「単語帳」と同じです。
しかしアプリでやることで
・リマインド機能で忘れず続けられる
・入力を音声入力で楽に
・覚えたら抜く作業が楽
・定期的に覚えたものも復習を提案してくれる
と色々と効率化してくれる要素がありました。
癖にする
続けるための一番の方法はここにあると思います。つまり「やる」が普通の状態にするということです。
ではそこにどう持っていくかですが…私は生活のこのタイミングと決めてそこでやるようにしています。
今まで自分が単語覚えで決めていたタイミングと言えば
通学時の電車の中
朝起きてすぐ
付き合いで観ているドラマの最中
食後
子どもの寝かしつけ後
などがあります。
もちろんこれは個人的にやりやすかったタイミングの一例なので皆さんには合わないもの、もっといいものがそれぞれあると思います。ぜひそれを見つけて日々の生活に学習を組み込んでしまいましょう。
楽しみにする
これはどう人参をぶら下げるかという話になります。笑 どうしたってやる気が出ない、でも時間をしっかりかけてやらなければならない課題…そんなものがあるときは楽しく取り組める環境を作りましょう。
普段行かないカフェで勉強するでも公園に行って外で勉強するでもいいと思います。終わったらケーキを食べるとかも効果的だと思います。
私はスピーキングのアイディア出しに本当に苦手意識があったので、それをやるならタリーズで!と一時期決めて週末を過ごしていました。
一次試験の過去問を通しで解くのも辛かったのでリーディングとライティングのパートはタリーズでやりました。笑
今回は英検学習の続け方について、自分がどんな続け方をしたかを書いてみました。
もちろんその級を取ることで、試験や昇進に使えるなど実利を考えるのも大切だと思います。それに加えて上記のやり方で苦にせず続ける方法を見つけてもらえたら嬉しいです!