英検1級合格体験記12-二次試験で出された問題
こんにちは。本日は二次試験でのやり取りについて紹介です!
英検1級の一次試験はかなり余裕をもって合格しましたが、二次試験は602点の合格点のところ607点でした。
なのでこのラインが本当にギリギリ合格のラインと言えると思います。!笑
これから1級を目指す方にはこれを見て自信をつけて(?)本番に臨んでもらえればと思います。
英検1級の二次試験はスピーチと質疑応答です。試験官は外国人一人、日本人一人、タイムキーパー日本人一人、計三人でした。
簡単な自己紹介をするところから始まりました。
内容としては塾で英語講師をしていること。生徒も英検準1級に受かるようになってきていること。1級を取ると自分の仕事に役立つこと。休日の過ごし方。など話しました。
その後にスピーチに入ります。
スピーチは5題から1つ自分で選びます。その後は1分の準備があって、2分のスピーチをします。
私が選んだのは
「お金が社会を良くすることに役立つという点に賛成するか」
というトピックです。
具体的な主張は以下の通り。
お金は投資という観点で役立つ。
投資家はSDGsについて意識するようになっている。一部の投資家はSDGsに積極的でない企業には投資しないと明言している。
企業の役員の多くはストックオプションをもっており、株価を高く維持する必要があるため、その投資家から資金を集めなければならないから、企業は環境保護を意識するようになる。(この時点で1分30秒程度)
面接官から30秒ほどあるが…と促されたものの、ほとんど意味のあることは言えないまま終了…
正直1分間のスピーチ準備の時間に頭が真っ白になってしまい、うまくまとめられませんでした。スピーチにはかなり準備をかけたつもりでしたが、いざ本番になると飛んでしまいました。
ここであとは話すだけ話して「スピーチは緊張して出来なかっただけです」アピールをすることに気持ちを切り替えます。笑
その後の質疑応答は以下の通り。
Q.お金が社会をより良くするという点について更に詳しく解説してください。
A.例えば企業は今まで利益を追求し、環境を軽視してきました。そこで投資家がSDGsを意識して投資先を選ぶことで、企業も環境保護を考えるように変化させることができます。
(スピーチがうまく行かなくても質疑応答の前半でもう一度話すチャンスをくれることはよくあるようです)
Q.個人の取り組みが社会を良くすることはないか。
A.例えば個々人が意識して環境に配慮した製品を求めるようになることで、企業もそのような製品を積極的に作るよう変化すると思う。
Q.ベーシックインカムについてどう思うか。
A.いいと思う。一部の人はやりたいことがありながら日々の生活の資金を稼ぐため、大きなリスクを取れない人がいる。
ベーシックインカムを渡すことでその人々も自分の夢を追求できるようになるのではないか。
Q.先程の個人の取り組みについて、私が意図したのは環境や女性の権利などを訴える人々、グループが果たす役割はないのかということです。それについてはどうでしょうか。
ここで時間切れ。最後は質問だけされて答える間もなく即試験終了になりました。
あとは簡単にやり取りして退席。
面接官の印象としては外国人の方は相槌をうったりこちらの意図をくみ取ろうと追加の質問をしたりしてくれる感じでした。
日本人の方は主に個々人が社会にもたらすよい影響について話したい雰囲気でした。こちらがお金が社会にもたらす良い影響について話しているので、議論が少しかみ合わなかった印象があり、結果発表まではかなりソワソワすることになりました。
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