英検1級合格体験記11-二次試験の対策法
今回は実際に自分がやった英検二次試験スピーチの練習方法について書きます。
一番効いたと思う練習の仕方は、自分のスピーチを録音して聞き直す方法です。
これは多くの人が最初は抵抗を感じると思います。自分の声を自分で聞くのは何か恥ずかしいものがあります。
しかし、スピーチを話している時はそれ自体に集中してしまい、自分の言っていることの一貫性などを冷静に見ることができません。
そこで一度スピーチを録音し、それを聞き直すことで自分のスピーチを振り返ることができます。
詰まってしまったところはどのような表現があるか辞書をひき、その表現を入れたスピーチをもう一度やり…ということを繰り返してスピーチを磨いていきました。
写真は自分が書いていたメモです。アイディアやそれをどう言うか、更に辞書を引いてもっと良い言い方があれば書き込んでいます。
更に自分の主張に対する反論も考えます。
いきなり自分の主張に反論するのが難しいと感じる場合は、自分がした主張と反対の主張でスピーチをしてみるのもお勧めです。
例えば宇宙開発は財源の無駄遣いか
というトピックに
賛成
将来でどのくらい役立つか、現時点では分からない
また宇宙で膨大な資源を発見する可能性した場合、十分なリターンがある可能性あり
という主張を準備しているとします。
その場合、反対の意見を考えると
限られた財源は今すでに直面している問題(飢餓など食料問題・少子高齢化対策)に当てるべき
などが思いつきます。
そこで、今度は食料問題を宇宙開発で解決できないかという視点で頭を整理しておきます。
そうすると
食料問題の原因の一つは農地が限られていることにある。将来的に宇宙で作物の育成をすることができれば飢餓の問題を解決できるかもしれない。
少子高齢化については
成人が子ども作らない理由の一つに、未来に希望が持てないことが挙げられている。宇宙開発でより明るい未来を示すことができればより多くの子を生み育てたいと思う人が増えるのではないか。
など考えられると思います。
この時に突拍子もない意見だとブレーキをかけないことが重要です。はっきり言って現時点でできる技術に絞って反論をしようとすると、それを専門で学んでない限り難しいと思います(ましてそれを英語で…)。
未来志向になるトピックを選んでいたのもこの再反論のしやすさを考えてのことでした。
緊張しいな自分は準備したものの全てを出し切るということは結果的に全然できませんでした。
それでもこれだけの準備をしたからこそ、完ぺきではないスピーチでも合格できたと思います。
次回はいよいよ本番での具体的なスピーチのやり取りについて紹介します!
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