さやかさんの津田塾大学日記⑰~1タームの授業編~
今回はさやかさんに、1タームの授業で面白かった内容を紹介してもらいます。それではどうぞ!
こんにちは!お盆休みも明け、皆様いかがお過ごしですか?台風やら猛暑やらで大変なお盆でしたね….
早いものでもうすぐ夏休みが終わってしまうので、ちょっと寂しいのですが、私のための復習も兼ねて、1タームの授業で面白かった内容をご紹介しようと思います!
私は結構ギリギリまで3年次以降の専攻を何にするか悩んでいたのですが、この講義を受講して本格的にその分野について学んでみたいなと思い、専攻を決定しました!というお話は以前しましたよね!
今回は、私の専攻(になる予定)の”Japan Studies in English”と、その基幹科目(基本を学ぼう的な講義)の”Japan Studies in English(introduction)”についてご紹介させていただきます!この科目、通年の科目では無いので、1タームで終わってしまったのがちょっと悲しい。
私が特に面白いと思ったトピックは、”Banal Nationalism(日常のナショナリズム)”と”Micro aggression(無自覚の差別行為)”です。
ナショナリズム(国家主義・国民主義)が、私たちの日常的なところにも存在していて、知らず知らずのうちに私たちは国家主義的な思想に触れています。みたいな内容でした。
この講義を担当されている先生はオーストラリア出身の方で、日本で結婚されてお子さんも日本の学校に通っています。で、お子さんの教科書を見てびっくりしたよって言うのがこれです。教科書に書いてある「次代を担う子供たちに対し、我が国の繁栄と福祉に貢献して欲しいという国民全体の願いを込めて~」っていう文章ですね。この「国民全体」の願いって何を元にして言ってるの?みたいなことを考察しました。
そこからBanal Aggressionにも繋がって….みたいな感じです。日本って思想・良心の自由が保証されてて、国家が洗脳まがいのことをして国民に何かを植え付けることってまず無いと思っていました。が、私たちがあまりに頻繁に触れすぎて感覚が麻痺してしまうようなところに国家主義的な思想があることもある。面白かったです!
あと余談なんですが、1タームの成績がオールAでした。(驚愕)ただ基本必修やその他の科目も通年なので年度末に全てが決まります。怖
まだまだ残暑が残りますが(もはや残暑なのか)皆さん体調管理に留意なさって元気にお過ごしください!
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