【連載】英語学習アプリ完全ガイド Vol.4 ~おうちで伸ばす英語力~
読むのも、聞くのも、話すのも――今や英語学習はアプリの時代!
アカデミック・ロードでも取り入れている Raz-Kids をはじめ、家庭での多読にぴったりなリーディングアプリから、スピーキング・ライティング・語彙力を育てるトレーニングアプリまで。
この連載では、「楽しみながら英語力を伸ばせる」おすすめアプリを目的別にわかりやすく紹介。お子さまのレベルや目的に合った “英語アプリ学習のベストパートナー” を見つけていきましょう!
第4回:Lingokids ― 英語を「楽しむ」仕掛けが満載!
第3回までは、英語絵本をたっぷり楽しめる “多読アプリ” を中心にご紹介してきました。
でも、保護者の方の中には「まだABCも読めないのに、いきなり英語の本は大丈夫…?」と不安に思う方もいるかもしれません。
そこで今回からは、“英語のはじめの一歩”を応援する幼児~英語初学習向けアプリをご紹介!
フォニックスやアルファベットなど、基礎を楽しく身につけていけるアプリを、まずはLingoKids(リンゴキッズ)からみていきましょう😊
英語力を“遊びながら”育てる!Lingokidsってどんなアプリ?

Lingokids(リンゴキッズ) は、世界190か国以上の子どもたちに使われている英語学習アプリです。対象年齢は 2~8歳。まさに、英語の“第一歩”を楽しく踏み出す子どもたちのためにつくられています。 アプリをダウンロードすると、最初から Basic(無料プラン) で利用スタート。体験期間の制限はなく、無料のままでもゲームや歌を楽しむことができます(ただし1日あたりの利用回数に制限があります)。
教材の一部には Oxford University Press(オックスフォード大学出版局) の英語コンテンツも含まれており、英語の音や表現を自然に身につけられる構成です。
操作もシンプルで、タップやドラッグだけで学習が進むため、英語がまだ読めない子でも安心して取り組めます。一方で、「発音やスピーキングを本格的に練習する」機能は控えめ。 リスニングや語彙のインプットを中心に、“英語を耳と体で覚える”タイプのアプリといえます。

タップして、動かして、英語を体感!遊びの中で学べる仕組み

Lingokidsでは、タップやスワイプなどの直感的な操作を通して、子どもたちが英語の世界を“遊びながら”体験できます。
- 🍎 語彙ゲーム:絵をタップして正しい単語を選ぶ。
- 🧩 ドラッグ操作:キャラクターを物を動かし、物の名前や動きを英語で理解。
- 🎵 歌と動画:英語の歌を聞きながら、リズムに合わせてタップ!
- 🔢 算数やロジック系アクティビティ:数や形の英語を使いながら、考える力も育てる。
英語を「聞く」「見る」「動かす」という多感覚のアプローチで体験できるのがLingokidsの特徴です。 単語をただ覚えるのではなく、英語で考えたり反応したりする力が自然に伸びていきます。
BasicとPlus、どっちを選ぶ?プランのちがいをチェック

Lingokidsには、無料の Basicプラン と、有料の Plusプランの2種類があります。 以前は無料のトライアルからスタートし、無料期間が終わると自動的にサブスクリプション契約に移行するスタイルだったようですが、現在は自動的にPlusユーザーになることはありません。
| プラン名 | 料金(税込) | 特徴 |
|---|---|---|
| Basic(無料) | 無料 | ・ダウンロード後すぐ利用可能 ・1プロフィールのみ ・一部コンテンツにアクセス可能 ・1日3回までプレイ制限あり |
| Plus(有料) | 月額 約2,200円 年額 約13,200円(月額換算1,100円) |
・すべてのゲーム・動画が無制限 ・複数プロフィール作成OK ・オフライン利用可 ・Oxford監修コンテンツも利用可能 |
※2025年10月時点の情報です
Basicでも英語に十分親しめますが、毎日続けたい・兄弟で使いたい場合はPlusがおすすめ。 「今日はこの歌をもう一度!」といった繰り返し学習も、Plusなら制限なく楽しめます。
基本的には日本語非対応ですが、アプリ内の一部の項目は日本語表記となっています。また、大人の操作が必要な場面では「続けるには大人の人に手伝ってもらおう」といった音声案内が日本語で流れるので、小さなお子様でも安心して操作ができます。
無理なく続く!親子で楽しめる工夫

Lingokidsが人気なのは、“子どもが自分から続けたくなる”仕組みがたくさんあるからです。
学習を進めるとバッジやごほうびがもらえたり、キャラクターが応援してくれたりと、まるで英語の冒険ゲーム。「今日もやりたい!」という気持ちが自然と生まれます。
保護者用の「保護者エリア」では、遊びの記録や学習テーマをチェック可能。 「今日はAnimalsをがんばったね」「次はColorsに挑戦してみよう!」といった声かけも可能です。
制限のあるBasicプランも、1日3回という区切りが“短時間で集中するリズム”をつくりやすく、忙しいご家庭にも続けやすいスタイルです。

まとめ:英語を「勉強」じゃなく「遊び」で育てよう
Lingokidsは、英語を“遊びの世界”で自然に体験できるアプリです。操作が簡単で、子どもが自分のペースで学べるから、英語が初めてでも安心。
英語だけでなく、算数や論理的思考を英語で学ぶコンテンツもあり、幅広い“学ぶ力”を育てます。英語を「学ぶ時間」ではなく、「楽しむ時間」として毎日の生活に取り入れる――
Lingokidsは、そんな“英語との良い関係”をはぐくむ第一歩に最適のアプリです!

次回予告
次回は、世界90か国以上で使われている英語学習アプリ Studycatを紹介します!ゲーム感覚で語彙を増やし、「英語って楽しい!」と感じることができる設計が魅力です。
日常に「遊びながら英語に触れる時間」を取り入れたいご家庭にぴったりなアプリをご紹介します。お楽しみに!

