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【連載】英語多読 小学生向け完全ガイド Vol.9

栃木県宇都宮市・小山市の英語塾「アカデミックロード」がお届けする、小学生のための英語多読完全ガイド〜やり方・お勧め本・始め方まで~ 

 

「多読を始めてみたけれど、本当に力がついているのか不安」「ただ読むだけで効果があるの?」 

——そんな声を保護者の方からよく耳にします。実際、英語多読をより効果的なものにするには、“ただ読む”だけでなく、工夫や仕掛けが必要です。 

アカデミック・ロードでは、長年の指導経験をもとに 「多読サイクル」や「家庭学習サポート」「リキャップ(振り返り)アクティビティ」 など、独自の工夫を取り入れてきました。 

 今回は、アカデミック・ロードが実際の授業で行っている多読指導のポイントを具体的にご紹介します。ご家庭での学習にそのまま活かせるヒントも満載ですので、ぜひ参考にしてください。 

 

──楽しく読んで、いつの間にか英語が ‘’出来る‘’ 自分になっている。そんな未来を親子で目指してみませんか? 

 

連載9⃣ アカデミック・ロードが実践する多読指導のポイント💡 

  1. 1冊を繰り返し読む「多読サイクル」とは? 

多読と聞くと「どんどん新しい本を読み進める」イメージを持たれる方も多いでしょう。しかし、アカデミック・ロードではあえて 「同じ本を繰り返し読む」 ことを重視しており、これを「多読サイクル」と呼んでいます。 

 

【多読サイクルの流れ】 

 

  1. 音声を聞きながら読む(Listen & Read) 
    👉最初は音声に頼りながら、物語の流れや発音に慣れていきます。 

 

  1. 自分で音読する(Read Aloud) 
    👉2回目以降は声に出して読むことで、音と文字の一致を強化。 

 

  1. クイズや振り返りで理解を確認する(Check & Recap) 
    👉内容理解を確認し、印象に残った単語やフレーズを振り返ります。 

 

  1. 再読で定着させる(Re-Read) 
    👉3〜4回読むことで、語彙や表現が定着し、理解がより深まります。 

 

この「読む→確認→再読」のサイクルを回すことで、ただ“流し読み”するのではなく、一冊から得られる効果を最大限に引き出せるのです。 

 

  1. Raz-Kidsを使って家庭学習をサポート 

以前の記事でもご紹介したように、アカデミック・ロードが多読指導の中心教材として位置づけているのが 「Raz-Kids」 です。 

 

Raz-Kids活用の強み 

 

・音声付きで辞書が不要:意味が分からなくても前に進める多読の3原則にフィット。 

・自動記録機能:読んだ冊数や時間が自動で保存され、家庭でも学習状況を把握しやすい。 

・クイズ機能:ただ読むだけでなく、クイズを通して理解度をチェックできる。 

 

アカデミック・ロードでは スクールアカウントで一括管理 をしているため、教師が生徒一人ひとりの読書レベルや取り組み状況を把握しやすくなっています。その結果、得意・不得意や進度を踏まえてきめ細かいサポートが可能となり、家庭学習と授業の連動がスムーズに行えるのも大きな強みです。 

 

さらにアカデミック・ロードでは、ただ学習を「やりっぱなし」にせず、年に1度「Raz-King」という多読をたくさん頑張った子を表彰するイベントを行っています。改めて多読の習慣を確認すると共に、読んだ冊数や記録をもとに、一定期間ごとに表彰し、賞状や景品を渡すことで、子どもたちが「もっと読みたい!」と感じられるようにしています。こうした仕組みによって、多読が「義務」ではなく「達成感のある楽しい挑戦」へと変わり、学習意欲の継続につながっています。 

 

  1. レッスンの中でのRaz-kidsの確認 

多読は読むことを生徒任せにしていてはやらなくなる生徒が必ず出てきます。アカデミック・ロードでは授業内で ホームワークの確認として、Raz-kidsの生徒のログを確認しておき、読んでいない生徒には読むことのリマインドを、よく読んでいる生徒にはほめてもっと読むように促しています。 

 

基本的に小学生・中学生の生徒さんには、保護者の関わりをお願いして、生徒さんが読むことが習慣にするようにしています。習慣になれば小中学生のうちにかなりのインプットができます。これが後々の財産となります。 

 

  1. 個別のレベル・興味に合わせた教材選びを実践! 

多読成功のカギは、子ども一人ひとりにとって「最適な本」を選ぶこと。 

アカデミック・ロードでは、生徒の音読の流暢さや語彙理解度を確認した上で、スタートレベルを決定します。ここで大切にしているのは、学年や対象年齢に応じた本を機械的に割り当てるのではなく、その子が今持っている英語力に合った本を選ぶことです。 

 

たとえば、小学4年生であっても英語に初めて触れる子には、絵や繰り返し表現の多い「やさしい絵本」から始めてもらいますし、逆に英検3級程度の力がある子なら、年齢より上のレベルに相当する物語に挑戦してもらうこともあります。 

 

また、日々の読書ログやRaz-Kidsのクイズ結果を参考に、「どのジャンルに興味を示しているか」「どの難易度ならストレスなく読み切れるか」を見極め、講師が次の一冊を提案します。動物好きの子には動物や自然を扱ったノンフィクションの絵本を多めに、物語好きな子にはシリーズ本を中心に、というように、実際の英語力と興味の両方を軸にした選書を行うのがアカデミック・ロードの特徴です。 

 

  1. まとめ 

アカデミックロードの多読指導は、ただ本を読ませるだけではありません。 

 

繰り返し読む「多読サイクル」で理解を深め、Raz-Kidsによる家庭学習で習慣化を支えています。さらに授業では様々なアクティビティを通してアウトプットの力を育て、子どものレベルや興味に合った教材選びで「楽しいから続けたい」という気持ちを引き出します。 

 

これらの仕組みによって、子どもたちは自然と「英語で理解し、表現する力」を育んでいきます。 

 

次回予告  

よくある質問Q&A!

次回はいよいよ最終回!テーマは「よくある質問Q&A」です。 

「英語が苦手な親でも大丈夫?」「多読で本当に書く力は育つ?」「ゲームや動画に囲まれていても続けられる?」 

——そんな気になる疑問を一気に解決します。さらに「どのくらいで効果が出るの?」という保護者の最大の関心にもズバリ回答。今日からできる簡単ステップと、アカデミック・ロードの無料体験で味わえる“多読のはじめの一歩”をご紹介します。 

 

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