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【連載】英語多読 小学生向け完全ガイド Vol.6

栃木県宇都宮市・小山市の英語塾「アカデミック・ロード」がお届けする、小学生のための英語多読完全ガイド ~やり方・お勧め本・始め方まで~ 

 

デジタル学習が当たり前になりつつある今、英語多読の世界でもオンライン教材が大きな役割を果たしています。その代表格が Raz-Kids。アメリカで開発され、現在では英語圏の学校で広く導入されているオンラインの英語リーディング教材です。 

今回は「Raz-Kidsってそもそも何?」という基本から、レベルの仕組み、主要な機能、そしてアカデミック・ロードでの実際の活用事例までを徹底解説します。これから英語多読を始めたいご家庭や、既に紙のリーダー本を活用している方にとっても、新しい選択肢となるはずです。 

 

──楽しく読んで、いつの間にか英語が ‘’出来る‘’ 自分になっている。そんな未来を親子で目指してみませんか? 

 

連載6⃣ Raz-Kidsとは?基本機能とARでの活用事例を徹底解説!! 

 

Raz-Kidsとは?アメリカ発!オンラインの英語リーディング教材! 

Raz-Kidsは、アメリカの教育出版社「Learning A-Z」が提供するオンラインの英語リーディング教材です。世界中の教育機関で導入されており、特に英語圏の小学校では「多読教材のスタンダード」として広く使われています。数百冊以上の電子書籍が、レベル別に体系的に配信されているのが最大の特徴で、幼児から小学生まで、幅広い層の子どもが自分に合ったレベルで英語を楽しめます。 

 

子どもたちは、タブレットやPCを使って、レベルに応じた英語の本を「読む」「聞く」「録音する」「クイズに答える」という一連の流れで学習します。紙の本とは異なり、音声やインタラクティブな機能が充実しているため、英語初心者でも抵抗なく取り組めます。 

 

アカデミック・ロードでは、これまで紙の絵本を中心に多読を進めてきましたが、Raz-Kidsの導入により「家庭でも継続できる多読環境」が整いました。特に、音声機能や自動記録機能が、保護者のサポートを最小限にしながらも、学習の質を高めてくれます。 

 

英検で言うと何級?読書レベルの仕組を解説!

Raz-Kidsの最大の特徴のひとつが、細かく設定された読書レベルです。Pre-Aから始まり、A〜Z2までの26段階に分かれており、子どもの英語力に合わせて無理なくステップアップできます。 

 

Raz-Kids レベル × 英検対応× 対象年齢 ※英検対応級と対象年齢は目安です

Raz-Kidsレベル

Raz-KIdsレベルPDF https://english-ar.com/wp_2018/wp-content/uploads/1962b82b664171c8cbc7d54633e96278.pdf

 

上記の表ように、Raz-Kidsは英検の級とある程度対応しており、保護者や指導者が子どもの到達度を把握しやすい設計になっています。 

 

主な機能は?「読む・聞く・録音・クイズ」で4技能を育てる!

 

Raz-Kidsは以下の4ステップで構成されており、英語の4技能をバランスよく育てることができます。 

 

Read(読む) 

各レベルに数十冊の本が用意されており、ジャンルも多彩。さらに豊富なイラストが、視覚的な理解を助けてくれます。物語、科学、歴史、社会など、子どもの興味に合わせて選べるのも魅力です。 

 

Listen(聞く) 

全ての本にネイティブ音声がついており、その音声を聞きながら文字を追うことで、リスニング力が育ちます。シャドーイングや音読練習にも活用可能です。 

 

Record(録音) 

自分の音読を録音できる機能があり、自分の発音やイントネーションを確認するのに最適です。 

 

Quiz(クイズ) 

読後には簡単な選択式クイズが用意されており、ゲーム感覚で取り組めます。読んだ本の内容把握や語彙に対する理解度を確認することができます。 

 

これらの機能が一つの教材に統合されていることで、子どもたちは「読む→聞く→話す→理解する」のサイクルを自然に回すことができます。さらに、学習の進捗はオンライン上で自動的に記録され、教師や保護者も確認できます。これにより、学習の見える化=モチベーションの維持につながっています。 

 

アカデミック・ロードでの活用方法は?多読ホームワークの中核に!

アカデミック・ロードでは、Raz-Kidsを家庭での「多読ホームワーク」の中核教材として位置づけています。小学生にとっても、自宅での読書習慣をつけるためのツールとして非常に効果的です。 

前提として、アカデミック・ロードのホームワークは 「まず、自分のレベルがどこにあるのかを把握し、そのレベルから本を選ぶ」 ことから始まります。 

その上で、小・中学生には 1週間に30分、または10冊程度を目安 に読んできてもらうのが基本ルールです。無理のないペースで継続することを大切にしています。 

 

<読んだ冊数や時間を記録> 

👉Raz-Kidsでは、読んだ冊数や時間が自動で記録されます。 
さらにアカデミック・ロードでは、毎年「多読時間」で賞を授与する仕組みを導入。年間を通して努力を振り返り、子どもたちが達成感を得られるよう工夫しています。表彰を目指してモチベーションを高める子も多く、継続の大きな原動力となっています。 

 

<自動音声をフル活用!> 

👉 自動音声を活用することで、耳からのインプットが増え、リスニング力が自然と伸びていきます。 
加えて、読んでいる箇所が色付きでハイライトされるシステムがあるため、行を見失わずに集中して読み進められる点も子どもたちに好評です。音声と文字を同時に追うことで「音とスペルの一致」が強化され、リーディングとリスニングを同時に伸ばすことができます。 

 

<クイズで理解度を確認> 

👉 間違えた問題は、再読して再挑戦することで、読解力が着実に伸びていきます。 
特にアカデミック・ロードでは、このクイズが小学生に大人気! 問題に正解すると「☆(スター)」がもらえ、それを集めるのに夢中になる生徒が続出しています。さらに、☆を貯めると自分のアバターをカスタマイズできるため、ゲーム感覚で学習を続けられる仕組みになっています。 

 

<家庭と塾の連携> 

👉 教師がオンラインで進捗を確認できるので、「どの本をどれくらい読んだか」が一目で分かります。 アカデミック・ロードでは、この進捗データをもとに週ごとのアドバイスを行い、次のレベルや本選びに反映。保護者も進行状況を共有できるため、安心して家庭学習を支えることができます。 

 

 導入してどう変わった?AR生徒の声・保護者の声をご紹介! 

Raz-Kids導入後、ARの生徒たちにはさまざまな変化が見られました。以下は、実際の声をもとにしたエピソードです。 

 

生徒の声: 

  • 「家でも英語の本を読むようになった!」
  • 「クイズに正解すると、がいっぱいもらえるから嬉しい!」

 

保護者の声: 

  • 「最初は絵ばかり見ていたのに、今は音声も真剣に聞いています」
  • 「音声付きなので、親が英語を教えられなくても安心」

 

アカデミック・ロードの講師陣としても、Raz-Kidsの導入をきっかけに、生徒たちが家でも英語の本に触れるようになったと実感しています。 

自宅での学習習慣が定着したことは大きな成果です。紙の本では難しかった「継続的な読書」が、Raz-Kidsによって自然に実現できるようになりました。 

アカデミック・ロードでは、保護者との連携も重視しており、Raz-Kidsの使い方や進捗の見方を丁寧に説明することで、家庭学習の質を高めています。  

 

まとめ 

Raz-Kidsは、英語多読の新しいスタンダードとして、紙の本では得られない学習体験を提供してくれます。「読む・聞く・話す・理解する」という4技能を、家庭でもバランスよく育てられるのが最大の魅力です。 

アカデミック・ロードでは、Raz-Kidsを通じて「英語を読むことが楽しい!」という気持ちを育て、子どもたちの英語力を自然に伸ばす環境づくりを進めています。

 

 

 

 次回予告 

「多読力を育てる!Raz-Kidsを最大限活かす家庭学習のヒント」

 

次回は家庭での具体的な活用方法や、親の関わり方について詳しくご紹介します。 

「辞書を使わない」「分からなくても前に進む」「たくさん読む」という多読の三原則と、Raz-Kidsの機能がどう融合するのか。 

さらに、アカデミック・ロード式の家庭学習ルーティンや、録音機能を活かした発音練習法など、実践的なヒントが満載でお届けします!どうぞお楽しみに!