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【連載】英語多読 小学生向け完全ガイド Vol.10

栃木県宇都宮市・小山市の英語塾「アカデミック・ロード」がお届けする、小学生のための英語多読完全ガイド 〜やり方・お勧め本・始め方まで~ 

 

これまで全9回にわたり「小学生向け英語多読完全ガイド」をお届けしてきました。 

多読の効果、家庭での始め方、おすすめ教材、Raz-Kidsの活用法、そしてアカデミック・ロードの実践事例…。情報は揃ったけれど、いざ始めようとすると「本当にうちの子に合うのかな?」「親が英語苦手でも大丈夫?」と不安を感じる保護者の方も多いのではないでしょうか。 

 

そこで今回は最終回として、保護者の皆さまからよくいただく質問をQ&A形式でまとめました。実際の教室で寄せられる声や、これまで多読に取り組んできた生徒・保護者の経験をもとにした回答です。ぜひ最後まで読んでいただき、「多読」を安心してスタートするための一歩につなげてください。 

 

──楽しく読んで、いつの間にか英語が ‘’出来る‘’ 自分になっている。そんな未来を親子で目指してみませんか? 

 

連載🔟 小学生の英語多読に関する疑問にお答えします!

Q1.親が英語が苦手でも大丈夫? 

結論から言うと、「まったく問題ありません」。 

 

多読は「子どもが自分で読んで理解していく」ことを大切にする学習法です。親が英文を逐一解説したり、難しい単語を訳したりする必要はありません。むしろ「わからない単語は飛ばす」「辞書を使わずに前へ進む」というルールがあるため、親のサポートは最低限で大丈夫なのです。 

 

サポートの具体例は次のようなものです。 

 

・一緒に図書館や本棚から「どれを読もうか」と選ぶ 

・読み終わったら「どんなお話だった?」と日本語でも英語でも軽く聞く 

・ご褒美シールやスタンプカードを取り入れて、こどものやる気を引き出す 

・リマインド機能として読む時間になったら、さりげなく読むことを思い出させる 

  

つまり、親に求められるのは「コーチ」ではなく「伴走者」としての役割です。親が英語に自信がなくても、子どもと一緒に「読む楽しさ」を共有できれば十分。むしろ「親が英語苦手だからこそ、子どもと一緒に発見を楽しめる」というプラス面すらあります。 

 

Q2.書けるようになる効果はある? 

「読むだけで、本当に書けるようになるの?」という質問もよくいただきます。 

 

確かに多読は「書く練習」を直接行うものではありません。しかし、多読を続けることで「使える英語のストック」がどんどん増え、それが自然に「書く力」へとつながっていきます。例えば… 

 

・短い英文日記に挑戦するとき、読んだ本の表現をそのまま真似できる 

・学校の英作文で「自然な語順」や「よく使われる言い回し」がすぐに浮かぶ 

・英検などの試験対策でも、長文を読んで得たフレーズを応用できる 

 

また、私たちが強く思っていることは、多読をしっかりやった生徒さんの書く英文は自然だということです。簡単の自然なインプットを大量にしたことで、自分が書く英文も簡単に自然な英文が書けるようになります。逆に多読をしていない生徒は文法がちがちの不自然な英文になりがちです。 

 

Q3.ゲームや動画に押し負けるのでは? 

現代の子どもたちは、ゲームやYouTubeなど楽しいコンテンツに囲まれています。「本なんて読む時間あるの?」と心配する声もあります。結論は「十分に両立可能」です。大切なのは「毎日少しずつ」の積み重ね。 

 

・生活リズムに組み込む 
👉寝る前や朝の支度前など、決まった時間に「1冊読む」を習慣に。 

 

・ツールの使い分け 
👉紙の本は親子で一緒に楽しむ時間に、Raz-Kidsなどのデジタル教材は音声機能やスキマ時間活用に最適。スマホ・タブレット・PCを場面ごとに使い分ければ無理なく続けられます。 

 

・達成感を見える化 
👉読書ログやシールで「今日も読んだ!」と実感させると、ゲーム感覚で継続できます。 

 

ゲームや動画を完全にやめる必要はありません。むしろ「遊びと学びのバランスをどう取るか」が大切。 1日10分の多読を積み重ねるだけで、1年後には数百冊もの本を読破できるのです。 

 

Q4.どのくらいで効果がでるの? 

「多読の効果が見えるのはいつ頃ですか?」という質問も非常に多いものです。 

一般的に、以下のような段階で変化が見えてきます。 

 

【1〜3か月目 】
簡単な本をスラスラ読めるようになり、英語への抵抗感が減る。 

 

【6か月目 】
聞いたことのある表現が増え、学校の授業やリスニングでも「あ、これ知ってる!」が出てくる。 

 

【1年目 】
語彙・表現のストックが増え、英検や学校テストの成績にも反映され始める。 

 

【2年目以降 】
英語を「学習」ではなく「情報を得る手段」として使えるようになる。 

 

もちろん個人差はありますが、「まずは半年、できれば1年」継続することで確かな成長が実感できます。焦らず、読書を「習慣」にすることが最大のポイントです。

 

まとめ 

まずは10分から始めよう!

ここまでFAQを通じてお伝えしてきたように、英語多読は「特別な才能」や「親の英語力」を必要としません。必要なのは「小さな一歩を毎日続けること」。 

まずは 1日10分 からで大丈夫です。寝る前に1冊、朝ごはんのあとに1冊。そんな小さな積み重ねが、大きな成果につながります。 

 

今すぐ始められる簡単ステップ 

1.レベルに合ったやさしい本を1冊用意する 

2.無理せず「わかるところだけ」で読み進める 

3.読み終えたら、親子で軽く話す(日本語でもOK) 

4.読書ログに書き残して達成感を味わう 

これだけで、立派な「多読学習」のスタートです! 

 

 

体験授業のご案内 

アカデミック・ロードの無料体験で「多読」を体感してみよう! 

 

「続けられるか不安」「うちの子に合うか確かめたい」という方には、アカデミック・ロードの体験授業がおすすめです。 

実際の授業で多読を取り入れた活動を体験できるほか、Raz-Kidsの使い方や家庭での取り組み方も詳しくご紹介します。体験後は、子ども自身が「英語って楽しい!」と感じられるはずです。 

英語は「勉強」ではなく「楽しい体験」から始まるもの。ぜひこの機会に、多読の世界を一緒にのぞいてみませんか? 

 

👉 これで「小学生向け英語多読完全ガイド」全10回は完結です。ここから先は、ぜひ実際の体験で確かめてください。皆様からのお問い合わせ、お待ちしております! 

 

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