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【徹底解説】小学生の英検ロードマップvol.7

英語教育の早期化が進み、英語そのものが、以前よりずっと身近な存在になってきました。  

学校や習い事、日常の中で英語に触れる機会が増える一方で、「英検って、小学生でも受ける時代なの?」 「うちの子も、そろそろ考えたほうがいいのかな?」 と、戸惑いや不安を感じている保護者の方も多いのではないでしょうか。  

いつから始める? 何級を目標にする? 受けたほうがいい? と、分からないことも多いですよね。 この連載では、小学生の英検について 知っておきたいポイントを、ひとつずつ分かりやすく解説していきます!  

 

連載7⃣ 英検3級は小学生で可能? 

必要な力と現実ライン 

 

英検3級で求められる力 

英検5級・4級と比べて、3級は性質が大きく変わります。 
それまでの級が「英語に慣れているか」「基本的な内容が分かるか」を問う試験だとすると、3級は英語を使って考え、伝える力が本格的に求められる段階です。 

 

具体的には、 

 

・文章の内容を正確に読み取る力 

・質問の意図を理解し、自分の考えをまとめる力 

・英語でアウトプットする力(話す・書く) 

 

この3つが同時に求められます。 
そのため、単語や文法を覚えているだけでは、なかなか太刀打ちできません。 

 

小学生でも3級合格は不可能ではありませんが、「年齢」よりも「英語との向き合い方」と「積み上げ量」が結果を大きく左右します。 

 

 

小学生がつまずきやすい3つの山 

3級で多いのが次の3つのつまずきです。 

 

・長文読解が読み切れない 

・ライティングで何を書けばいいか分からない 

・面接で答えに詰まってしまう 

 

つまり、 

一次試験=読解とライティング 

二次試験=面接 

この3つが最大の関門になります。 

ここからは、それぞれの対策を分かりやすく整理していきます。 

 

1次対策① 長文読解で点を落とさないために 

英検3級の一次試験で最も大きな壁になるのが、長文読解です。 

5級・4級に比べて文章量が一気に増え、物語文・案内文・説明文など、まとまった内容を読んで理解する問題が出題されます。 

 

「単語は何となく分かるのに、読み切れない」「設問の答えが見つからない」と感じるお子さまも少なくありません。 

 

ここで大切なのは、「すべての単語を訳そうとしないこと」 

 

英検3級では、「誰が・何を・どうしたか」という内容の流れをつかむ力が重視されます。 

英語の語順で前から意味を追いながら、大まかな内容を理解することが得点につながります。 

 

また、読むスピードや集中力を支えるのが「読む体力」です。 

YL1.0〜2.0程度の本を中心に、無理のない範囲で冊数や総語数を積み重ねていくと、自然に長文への抵抗感が薄れていきます。 

 

目安となる多読量(YL0.5〜1.0) 

3級レベルの土台として、ひとつの目安になるのがYL(読みやすさレベル)0.5〜1.0程度の多読経験です。 

YLについてはこちら👉【連載】英語多読 小学生向け完全ガイド Vol.5

 

このレベルでは、 

 

・短いチャプターブック 

・1話完結ではなく、話がつながる構成 
 

の本が中心になります。 

 

大切なのは、「無理なく読み続けられる」こと。 

 

YL1.0前後の本を何十冊、何百ページと読み進めている子は、 

 

・文構造に慣れている 

・英語の語順で理解できる 

・内容把握のスピードが速い 

 

という特徴があります。 
この「読む体力」が、そのまま3級の長文対策になります。 

 

1次対策② ライティングは「短く・分かりやすく」 

英検3級から加わるライティング(英作文)は、多くの保護者の方が不安を感じやすい部分です。 

 

ただし、難しい表現を書く必要はありません。 

 

問われるのは、「自分の考えを、簡潔な英語で伝えられるかどうか」です。 

基本形としては、「結論(Yes / No または意見)」+「理由を2文程度」という構成で十分評価されます。 

 

たとえば、“Do you like reading books?” であれば、“Yes, I do. I can learn many things from books. I think reading is fun.” のようなシンプルな文章で問題ありません。 

 

大切なのは、「意味が通るかどうか」と「理由が書けているか」です。 

 

普段の学習では、短い英文日記や、身近なテーマについて2〜3文程度の文章を書く練習が役立ちます。 

また、模範解答を音読すると、英語の語順や文章のリズムが身につき、書くときに迷いにくくなります。 

 

多読で英語の文章に触れているお子さまは、自然と文の型を理解しているため、ここで大きな強みを発揮しやすいと言えるでしょう。 

 

2次対策 面接で戸惑わないために 

英検3級の二次試験は、面接形式で行われます。 

カードの英文を音読し、内容についての質問に答えたり、自分の意見を英語で述べたりする場面があります。 

 

ここで多いのが、「言いたいことはあるのに、英語が出てこない」という戸惑いです。 

面接で大切なのは、完璧な英文を話すことではなく、「質問の意図に合った返答ができているか」「コミュニケーションを取ろうとしているか」です。 

 

特に意見を問われる質問では、まず“Yes/No”をはっきり伝え、その後に簡単な理由を1つ添えるだけで十分評価されます。例えば、“Do you like sports?” と聞かれたら、“Yes, I do. Because it is fun.” この程度で問題ありません。 

 

試験対策としては、過去問の質問を実際に声に出して練習することが効果的です。 

最初は短い返答で構いません。 

 

英語教室やご家庭で、「好き?」「どうして?」といった問いかけを習慣化しておくことも、思考→表現の流れを自然にする良いトレーニングになります。 

 

本番での緊張は誰にでもあります。 

大きな声ではっきり話す、アイコンタクトを意識するといった姿勢面も、評価につながる大切なポイントです。 

 

まとめ 

3級は「英語力+考える力」の試験 

英検3級は、 

 

・読めるか 

・内容を理解できるか 

・自分の考えを、英語で表現できるか 

 

この3点がバランスよく問われる試験です。 

 

小学生での挑戦も十分可能ですが、「早く取る」ことより、「読める・考えられる状態で臨む」ことが何より重要です。 

 

焦らず、多読を土台に力を積み上げていくことが、結果的にいちばんの近道になります。 

 

次回予告 

英検は、受け方そのものも進化しています。 
次回は、英検S-CBTについて詳しく解説します。  

「3級に挑戦したい」「日程の選択肢を広げたい」そんな方は、ぜひ続けてお読みください。 

 

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