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【徹底解説】小学生の英検ロードマップvol.4

英語教育の早期化が進み、英語そのものが、以前よりずっと身近な存在になってきました。 

学校や習い事、日常の中で英語に触れる機会が増える一方で、「英検って、小学生でも受ける時代なの?」 「うちの子も、そろそろ考えたほうがいいのかな?」 と、戸惑いや不安を感じている保護者の方も多いのではないでしょうか。 

いつから始める? 何級を目標にする? 受けたほうがいい? と、分からないことも多いですよね。 この連載では、小学生の英検について 知っておきたいポイントを、ひとつずつ分かりやすく解説していきます! 

 

連載4⃣英検はいつから始める?最適なスタートライン 

小1〜小6のリアルなモデルケース 

 

 「英検は、いつから始めればいいのでしょうか?」 
これは、多くの保護者の方が一度は感じる疑問でしょう。 

ただし、この質問に「○年生からです」と、はっきり答えることはできません。 
 

なぜなら、小学生といっても、英語との関わり方や積み重ねは大きく異なるからです。 

よく見られる目安としては、次のようなケースがあります。 

 

・小1〜小2 
 英語に慣れる時期。英検はまだ考えなくてOK 

・小3〜小4 
 読む力が育っていれば、英検を意識し始める子も出てくる 

・小5〜小6 
 5級・4級を現実的な目標として考えられる時期 

 

重要なのは、学年ではなく「その子が今、何ができているか」を見ることです。 

 

早く始めるメリット 

英検を早めに意識すること自体には、メリットもあります。 

 

・目標が明確になり、学習の方向性が定まりやすい 

・テストに挑戦する経験が自信につながる 

・中学以降の英語学習を見据えやすくなる 

 

特に、すでに英語を読むことに慣れている子にとっては、 
英検は「力試し」としてちょうどよい指標になります。 

ただし、このメリットが活きるのは、英語の土台ができている場合に限られます。 

 

早く始めても、早く進むとは限らない 

一方で、英検を早く始めすぎることで起きやすい問題もあります。 

 

よく見られるのが、 

 ・単語やフレーズの暗記が中心になる 

・問題集ばかり解く学習になる 

・合格はするが、英文は読めない 

 

という状態です。 

英検は、英語力を育てるための教材ではなく、その時点の力を測る試験です。 

 

もちろん、英語学習に「覚える」ことは欠かせません。 

 
ただ、読む力の土台ができる前に英検対策だけを続けてしまうと、文の意味を理解する前に、答え方を覚える学習になりやすいことがあります 

こうした理由から、アカデミック・ロードでは、英検対策よりも先に、英語を読む力の土台を作ることが何より大切だと考えています。 

とはいえ、試験には独特の形式がありますので、本番前には過去問などで問題の流れに慣れておくことも大切です。 

 

多読で土台を作ると伸びが早い理由 

アカデミック・ロードでは、小学生の英語力は 

 

「どれだけ単語を覚えたか」よりも 「どれだけ英語を読んできたか」 

 

で決まると考えています。 

 

特に小学生のうちは、日本語でも物語や文章を読む習慣があるかどうかが、理解力の大きな土台になります。 

物語の流れを追うこと、登場人物の気持ちを想像すること、内容を頭の中で整理すること。 

こうした力は、日本語でも英語でも“読む”という点では共通しています。 

 

そこに、英語の多読を重ねていくことで、 

・単語の意味が文の中で分かるようになる 

・英語の語順に慣れる 

・英文をかたまりで理解できる 

 

といった力が、少しずつ自然に身についていきます。 

 

この土台がある子ほど、英検に取り組んだときの伸びが早く、無理なく結果につながりやすいのです。 

そしてこの土台を育てるのに最適なのが、アカデミック・ロードでも取り入れている英語多読。

多読は、単に本の冊数を増やす学習ではありません。

英語の文章をたくさん読む経験を積み重ねながら、英語を日本語に訳さず、そのまま理解する感覚を育てていく学習です。 

👉連載1⃣ 小学生に多読は早すぎる?いま始めるべき理由と条件! 

 

最初のうちは、英語を読むときに頭の中で日本語に置き換えてしまうお子さまも少なくありません。

しかし、やさしいレベルの英文を量として読むうちに、

だんだんと 「cat=ねこ」と訳す前に“ねこ”のイメージが浮かぶ、

「go to school」と見た瞬間に“登校する場面”が思い浮かぶ、 

といった形で、英語が英語のまま入ってくるようになっていきます。 

 

これは、単語や文法を覚える勉強だけではなかなか身につきにくい力です。

なぜなら、“読む行為そのもの”を通して自然に育つ力だからです。 

 

この状態になると、長い文章でも一文ずつ日本語に訳す必要がなくなり、英語の流れに沿って内容を理解できるようになります。

結果として、英検の長文読解でも、落ち着いて文章全体を読み取れる力へとつながっていきます。 

アカデミック・ロードでは、この「英語を英語のまま読む力」を育てることこそが、多読の最大の価値であり、英検だけにとどまらない、一生ものの「英語力」の土台になると考えています。 

 

「始めどき」を見極めるサイン 

では、英検を考えてよい「始めどき」は、どのように見極めればよいのでしょうか。 

ひとつの目安になるのが、次のような状態です。 

 

・簡単な英文を、止まらずに読める 

・絵本レベルの英語を、日本語に訳さず理解できる 

・知らない単語があっても、話の流れはつかめる 

 

こうしたサインが見えてきたら、英検を意識し始めても、大きな無理は出にくいでしょう。 

 

反対に、 

・1文ごとに読むのが止まる 

・単語が分からないと先に進めない 

・日本語に訳さないと不安 

 

という状態であれば、今はまだ英検よりも「読む経験」を積むことを優先する時期です。 

 

まとめ 

英検は「早いほど有利」ではない 

英検は、早く始めた子が有利になる試験ではありません。 

小学生のうちは特に、どれだけ英語に触れ、どれだけ読んできたかが、その後の伸びを大きく左右します。 

焦って級を取るよりも、「読める状態」をしっかり作ってから挑戦する。 

それが、結果的にいちばん無理のない近道になるケースが多いのです。 

 

次回予告 

次回はいよいよ英検5級について。

小学生が最初に目指すことの多いこの級について、必要なレベル感や準備の順番を整理しながら、ARが得意とする多読を軸にした学習の進め方を解説します。

英検を焦らずに、でも確実に取得する道筋をお伝えします。 

 

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