【徹底解説】小学生の英検ロードマップvol.2
英語教育の早期化が進み、英語そのものが、以前よりずっと身近な存在になってきました。
学校や習い事、日常の中で英語に触れる機会が増える一方で、「英検って、小学生でも受ける時代なの?」 「うちの子も、そろそろ考えたほうがいいのかな?」 と、戸惑いや不安を感じている保護者の方も多いのではないでしょうか。
いつから始める? 何級を目標にする? 受けたほうがいい? と、分からないことも多いですよね。 この連載では、小学生の英検について 知っておきたいポイントを、ひとつずつ分かりやすく解説していきます!
連載2⃣ 英検Jrはとるべき? 英検との違いと正しい使い分け
英検Jrってどんなテスト?

英検Jr(ジュニア)は、小学生を中心とした子ども向け英語テストです。
運営団体は通常の英検と同じですが、より初学者でも取り組みやすいように設計されています。
レベルはBRONZE・SILVER・GOLDの3段階。
いずれもリスニング中心で、音声を聞いてイラストや選択肢から答える形式です。
また、合否判定はなく、スコアで結果が示されます。
公式HPでは「英語に親しみながら現在の理解度を知るテスト」と位置づけられており、合格を競う試験というより、学習の入り口として使いやすい検定と言えるでしょう。

公式HPではサンプル問題を解くことも可能です。どのレベルを受験するか決める際の参考にしてださい。
英検との違いは?
では、通常の英検と英検Jrは、何が違うのでしょうか。
英検と英検Jrは、どちらも英語のテストですが、確かめている力と形式が異なります。
| 項目 | 英検Jr | 英検 |
| 合否 | なし | あり |
| 内容 | ほぼリスニング | 読む・書く・聞く(話す) |
| 評価 | スコア表示 | 級(5級〜1級) |
英検Jrは、音声を聞いて、絵や選択肢から答える問題が中心です。
小さい子でも取り組みやすいよう、問題文や構成にも配慮されています。
一方、英検は、文章を読んで内容を理解し、3級からは英文のライティングや2次面接のスピーキングが必須となり、より幅広い英語に対する理解度が問われます。
英検Jrが向いているケース

英検Jrは、次のような場合に、ひとつの選択肢として考えやすいテストです。
・英語学習を始めて間もない
・英語の音や簡単な表現に少しずつ慣れてきた
・初めての英語テストとして、雰囲気を体験させたい
・合否のある試験は、まだ早いと感じている
特に、小学校低学年では、「テストを受ける経験」そのものが良い刺激になることもあります。
小学校低学年での“使いどころ”
英検Jrは、英語力を細かく評価するための試験というより、英語学習の入り口として設計されたテストです。
・会場で英語を聞く
・問題に集中して答える
・結果を受け取る
こうした経験を通して、「英語のテストって、意外とできた」「もう少しやってみようかな」と感じるきっかけになることもあります。公式でも、英検Jrは「成功体験を積み重ねること」を大切にしているテストとされています。
英検Jrの実施時期・料金
ここからは、実際の申し込みや受験について整理しておきましょう。
2011年以降、個人受験の場合はオンライン版のみの対応となっています。
テスト単体の場合は各レベル2,000円~3,000円前後、学習コンテンツ付きパックは期間や内容に応じて料金が設定されています。
オンライン版は自宅受験が可能なため、初めての試験でも落ち着いて取り組みやすいという声もあります。

団体受験(学校・塾等)で行われるペーパー版は、基本的に年3回実施されています(第1回:6月前後、第2回:10月前後、第3回:1〜2月頃)。
※グループ会場のテスト実施日は、グループの申込責任者が指定する方式です。
ご家庭のスケジュールや性格に合わせて、無理のない形を選ぶと安心です。
正直、受けなくてもOKなケース👌
一方で、英検Jrは必ず受けなければならないものではありません。
たとえば、
・家庭や教室で、日常的に英語に触れる環境がある
・絵本の読み聞かせや音読、多読が順調に進んでいる
・子ども自身が、今はテストにあまり関心を示していない
こうした場合、英検Jrを受けなくても、英語学習が止まるわけではありません。
英検Jrはあくまで英語学習をサポートするための選択肢のひとつ。
学習の進み方や性格によって、 必要性は変わってきます。
まとめ

英検Jrは、英語に親しみながら、今の力を知るための検定として活用されることが多いテストです。
英検の前段階として必ず受けるべきもの、というよりも、「合格・不合格にとらわれず、英語に向き合うきっかけづくり」として選ばれています。
受けるかどうかは、お子さまの性格や学習の進み具合、そして何を大切にしたいかによって変わってくるかと思います。
もしお子様が興味を示すようであれば、ぜひ受験する機会を設けてあげてください。
次回予告
では実際、小学生は英検何級まで目指せるのでしょうか?
第3回では、「理想論」ではなく、現実的な到達ラインについてお話しします。

