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【徹底解説】小学生の英検ロードマップvol.11

英語教育の早期化が進み、英語そのものが、以前よりずっと身近な存在になってきました。 

学校や習い事、日常の中で英語に触れる機会が増える一方で、「英検って、小学生でも受ける時代なの?」 「うちの子も、そろそろ考えたほうがいいのかな?」 と、戸惑いや不安を感じている保護者の方も多いのではないでしょうか。 

 

いつから始める? 何級を目標にする? 受けたほうがいい? と、分からないことも多いですよね。 この連載では、小学生の英検について 知っておきたいポイントを、ひとつずつ分かりやすく解説していきます! 

 

連載1⃣1⃣ 小学生の英検は「読む力」で決まる! 

ロードマップ総まとめ 

6・7級から3級までの全体像 

この連載では、小学生の英検を「制度」や「試験対策」そのものではなく、英語にどのように触れ、どんな経験を積み重ねていくかという視点で見てきました。 

 

同時に、連載の中で何度もお伝えしてきたのは、小学生の英検は「どれだけ英語に触れてきたか」で大きく差がつくということです。 

とくに、多読のように英語をたくさん読み、自然な形で慣れていく学習は、「読む力」を土台から育ててくれます。 

 

そしてこの読む力こそが、結果的に英検対策にも直結します。 

級が上がるにつれて内容は変わっていきますが、その根っこにあるのは常に同じ——日常の中で英語に触れ続けているかどうか、なのです。 

 

英検6・7級は、英語に触れ始めた小学生も受験しやすい入口として新設される予定の級です。 

レベルや試験方式の詳細は今後順次公表されますが、「初期段階の英語力を測る級が増える」というイメージで捉えておくとよいでしょう。 

 

5級・4級になると、試験の形は一気に“テストらしく”なります。 
もちろん、ある程度の単語力や基本的な文法理解は必要になります。 
 

ただ、級が上がるにつれて英文を最後まで読み進めるスピードや処理のしやすさが、得点に大きく影響しやすくなっていきます。 

内容自体はそこまで難しくなくても、読み慣れているかどうかで、問題の解きやすさが変わってくる——そう考えるとイメージしやすいでしょう。 

 

そして3級。 
ここでは長文に加え、ライティング・面接が登場します。 
これまでにどれだけ英語に触れてきたかが、そのまま解きやすさに影響しやすい級でもあります。 

 

英文を読み聞きする機会が多いほど、表現や文の型が自然と身につき、ライティングで文章を組み立てたり、面接で質問を理解して答えたりするときの助けになります。 

 

各級で大切なポイント整理 

級ごとに対策は変わりますが、方向性は共通しています。 

 

6・7級では、「英語を英語のまま受け取る」経験を増やすこと。 
日本語で説明しすぎず、音と文字と意味が自然につながる時間を大切にします。 

 

5級では、短い英文を最後まで読む体力が重要になります。 
単語を一つひとつ止めて確認するより、「分かるところを拾いながら読み進める」力が点数につながります。 

 

4級では、読むスピードが大きな分かれ道です。 
内容は難しくなくても、処理が追いつかないと実力を出しきれません。 
ここで多読経験の差がはっきり表れはじめます。 

 

3級では、「読めている子」は、面接やライティングでも強さを発揮します。 
文章を読む中で身につけた語彙や表現が、そのままアウトプットの材料になるからです。 

 

最重要は「英語に触れる量」 

どんなに良い教材でも、どんなに分かりやすい解説でも、触れている量が少なければ、英語は定着しません。 

 

小学生の英検では、「どれだけ英語に触れてきたか」が結果に影響しやすいという特徴があります。 

これは、まだ文法や単語を体系的に理解する前の段階だからこそ、英語を丸ごと受け止める経験が学習の土台になりやすい、という発達的な背景があります。 

 

以前の記事でもお伝えしたように、「多読を始めるなら小学生は最適」と言われるのは、細かなルールよりも、音やリズム、表現そのものを素直に受け止められる時期だからです。

過去記事はこちら👇

連載1⃣ 小学生に多読は早すぎる?いま始めるべき理由と条件! 

 

一方で、中学生以降になると、学校の授業を通して文法や語彙が体系立てて整理されていきます。そのため、問題集や暗記といった“勉強としての対策”も取りやすくなり、英検との相性も少しずつ変わっていきます。

 

こうした発達段階の違いを考えると、小学生のうちはテクニックや対策よりも、まずは英語そのものに触れる量をしっかり確保することが、遠回りのようでいて一番の近道になると言えるでしょう。 

 

多読→英検→多読の最強サイクル 

英検と多読は、対立するものではありません。 
むしろ、相互に高め合う関係にあります。 

 

日常では多読を中心に、英語を読む・聞く量をしっかり確保する。 

試験前だけ、英検という「形式」に少し慣れる。 

結果を確認したら、また多読に戻る。 

 

このサイクルを回している子どもは、級が上がっても学習が苦しくなりにくく、「英検があるから英語をやる」状態から自然と卒業していきます。 

 

英検は、今の位置を測る“定点観測”。 
成長のための材料として使うのが、最も健全な関わり方です。 

 

親ができる一番のサポート 

保護者の方ができる最大のサポートは、「正しく教えること」ではありません。 

 

・英語に触れる時間を確保すること 
・結果よりも過程を見てあげること 
・合否で一喜一憂しすぎないこと 

 

この3つだけで、子どもの英語環境は大きく変わります。 

 

「問題解いてみた?」「何点だった?」よりも、 

「これって英語でなんて言うんだろう?」、「このアニメ、英語でも観てみる?」といった声かけのほうが、英語との距離はぐっと近づきます。 

 
結果よりも“英語に触れる時間そのもの”を応援してあげることが、長く続く学びにつながっていきます。 

 

まとめ 

英検はゴールではなく通過点 

 

英検は、確かに分かりやすい目標です。 
ですが、それ自体がゴールではありません。 

本当のゴールは、英語を「勉強」ではなく、自然に使える道具として持てるようになること。 

 

その土台になるのが、読む力。 
そして、その読む力を育てるのが、日々の多読です。 

 

英語は、積み上げた分だけ、必ず返ってきます。 
焦らず、根気強く、今日も一歩ずつ進んでいきましょう!

 

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