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【完全ガイド】小学生の英語ライティング vol.2

第2回 英語を書くと何が変わる?ライティングの効果とは 

栃木県宇都宮市・小山市の英語塾「アカデミック・ロード」がお届けする、小学生のための英語ライティング完全ガイ 

 
英語というと、「聞く・話す」が中心と思われがちな小学生の学習。 
けれども今、英語教育は大きく変わり、「読む・書く」力の重要性が急速に高まっています。 
とくに「書く力(ライティング)」は、単なるアウトプットではなく、英語力全体を引き上げる“核”となる力です。 
この連載では、小学生のうちから英語ライティングに取り組む意味と、その具体的な方法を、わかりやすく解説していきます。 
「まだ早いのでは?」と思っている方にこそ、ぜひ知っていただきたい内容です。 

 
—— 書くことを通して、英語が“自分の言葉”になっていく。そんな成長のきっかけを、お伝えしていきます。  

 

英語の理解がぐっと深まる! 

書く経験を重ねることで、英語は「理解しているだけのもの」から「自分の言葉として使えるもの」へと変わっていきます。 

 

たとえば、英文を読んで意味が分かる場合でも、その理解は曖昧なことが少なくありません。 
文の流れや雰囲気で理解していることも多く、「本当に理解しているか」と言われると、自信を持って説明できないケースもあります。 

 

しかし、いざ自分で書こうとすると状況は一変します。 

「この単語で合っているかな?」 
「文の順番はこれでいいのかな?」 
「ここは複数形にしないといけない?」 

こうした疑問が次々に浮かび、自分の中で確認しながら文を組み立てることになります。 

 

このプロセスこそが、理解を深める最大のポイントです。 

読む・聞くといったインプット中心の学習では、英語はどうしても“受け取るもの”にとどまりがちです。 一方で書くことは、「自分で英語を作る」行為です。 

 

その過程で、 
・単語の意味を正確に捉える 
・文の構造を意識する 
・前後のつながりを考える 
といった力が自然と働きます。 

 

つまり、ライティングはアウトプットでありながら、同時に“理解を深めるためのインプット”でもあるのです。 

アカデミック・ロードでも、25年以上の指導の中で「書くことで理解が深まる」瞬間を何度も見てきました。 

多読で英語を大量にインプットした後、ライティングに取り組むと、子どもたちの英語の捉え方が明らかに変わるのです。 

英語を本当の意味で身につけるためには、「分かる」だけでなく「使える」状態にすることが不可欠です。その橋渡しとなるのが、ライティングなのです。 

 

文法が“自然に”身につく仕組み 

文法というと、「覚えるもの」「勉強するもの」というイメージが強いかもしれません。

 

実際、学校の学習でも 
・文法ルールを学ぶ 
・問題を解く 
という形で進むことが多くあります。 

 

もちろん、文法の知識は大切です。 
しかし、それだけでは「使える英語」にはなりません。 

本来、文法とは英語に限らず、「使う中で身についていくもの」です。 
ライティングでは、その“使う経験”を積むことができるため、文法が自然と身についていきます。 

 

たとえば、自分のことを書くとき、子どもたちは自然に 
・主語は何か 
・動詞はどれか 
・時制は現在なのか過去なのか 
を考えています。 

 

これは「文法を学ぼう」と意識しているわけではありません。 
「伝えたい内容を英語にしよう」とする中で、自然と文法に触れているのです。 

この学び方は、小学生にとって非常に相性が良いものです。 

 

たとえば、 
I play soccer. 
I played soccer yesterday. 

という違いも、「昨日のことを書きたい」という目的があることで、自然と使い分けられるようになります。 

 

子どもが「何を伝えたいのか」を意識しながら文を書くことで、文法は暗記するものではなく、「伝えるために必要なルール」として自然に理解されていきます。 

 

さらに、繰り返し書くことで、同じ表現や構造に何度も触れることになります。 
すると、次第に「考えなくても自然に出てくる」状態へと変わっていきます。 

これは、暗記ではなかなか到達できないレベルです。 

 

文法を“覚えるもの”から“使えるもの”へ。 
その変化を生み出すのが、ライティングの大きな効果です。 

 

「英語で考える力が育つ」ってどういうこと? 

ライティングによる最大の効果は、「英語で考える力が育つ」ということです。 

多くの学習では、どうしても「日本語 → 英語」という流れで考えてしまいがちです。 

 

しかし、この方法には限界があります。 
日本語と英語は語順や表現の仕方が大きく異なるため、毎回翻訳していると時間もかかり、自然な英語になりにくいのです。 

 

そこで必要になるのが、「英語のまま考える力」です。 

ライティングでは、「何を書こうか」「どうやって伝えようか」と考えるところから始まります。 

このとき、単に日本語を英語に置き換えるのではなく、「英語でどう表現するか」という思考が少しずつ育っていきます。 

 

たとえば、週末について書く場合でも、 

I went to the park. 
I played soccer with my friends. 
It was very fun. 

といったように、シンプルな文を組み合わせながら、自分の経験を英語で表現していきます。 

 

ここで重要なのは、「正しいかどうか」だけではなく、 
・何を伝えたいのか 
・どんな順番で書くのか 
といった思考のプロセスです。 

 

この経験を積み重ねることで、子どもたちは 
・自分の考えを持つ 
・理由を考える 
・順序立てて表現する 
といった力を自然に身につけていきます。 

 

この力は英語だけにとどまらず、他の教科の学習にも良い影響を与えます。 
自分の考えを整理し、順序立てて伝える経験は、さまざまな学びの場面で活かされていくからです。 

英語を「覚える教科」として取り組むのではなく、「自分の考えを表現するための手段」として使えるようになる。 

それこそが、ライティングの大きな特徴です。 

 

英語4技能がバランスよく伸びる理由 

ライティングは「書く力」だけを伸ばす学習ではありません。 

 

書くためには、 

  • 語彙を知っている(読む)
  • 文のリズムを知っている(聞く)
  • 自分の考えを言える(話す)

といった力が必要です。 

 

つまり、ライティングに取り組むことで、4技能が自然と連動し、相乗効果で伸びていきます。 

アカデミック・ロードでも、ライティングに取り組んだ生徒ほど、 
・長文読解のスピードが上がる 
・リスニングの理解が深まる 
・英検のライティングや面接で力を発揮できる 
といった変化が見られます。 

 

これは、ライティングが単なる一技能ではなく、「英語を総合的に使う力」を育てているからです。 

英語力は、一つひとつの技能を別々に伸ばすだけでは限界があります。 
それらを結びつける学習こそが、効率よく英語力を伸ばす鍵になります。 

ライティングは、その中心にある学習なのです。 

 

まとめ 

ライティングは、単なるアウトプットにとどまらない学習です。 

 

・英語の理解を深める 
・文法を自然に定着させる 
・英語で考える力を育てる 
・4技能をバランスよく伸ばす 

 

こうした働きを通して、英語力全体を底上げしていきます。 

アカデミック・ロードが25年以上の指導で実感してきたのは、「書く力を育てた子は、英語の伸び方が根本から変わる」ということ。 

小学生のうちからライティングに取り組むことで、英語を「勉強するもの」ではなく、「使うもの」としてとらえられるようになります。 

 

次回予告 

次回は「小学生でもできる!英語ライティングの始め方」について解説します。 

英語ライティングは、どこから始めればよいのか? 
どんな内容を書けばいいのか? 
家庭でも無理なく続けるためのコツは? 

具体的な方法を、実例を交えながらわかりやすくご紹介します。 どうぞお楽しみに! 

 

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