★連載★加藤君の東大日記 ②
こんにちは、加藤です。
前回に引き続き、今回は自己紹介-高校生編-です。
東大合格という目標を持っていた僕は、チームメイトと勝ち取った県大会ベスト 4 という肩書と
授業を真剣に聞き定期テストに必死で打ち込んだ結果つかみ取ったやや高めな評定平均を
ぶら下げて、特色選抜に合格し宇都宮高校に進学しました。
しかーし、
特色選抜で宇都宮高校に入った僕は厳しい現実を突きつけられます。
栃木県民におなじみの下野模試で努力圏しかとったことがないのだから当たり前なのですが
…。
高校入学後初めのテストで、自分がビリに限りなく近い位置にいることを知ってしまいまし
た。
例の R は 20 番以内の好成績だったのに…
(勤勉な R は一般入試にて高得点で合格していたのです。)
でも、これがまた僕の心を燃やしまして、必死に勉強することになります。
もう R は完全に僕の心のチャッカマンですよね笑
(5 月祭で使用したチャッカマン。もちろんこの写真は R ではない。)
必死に勉強をし始めたものの、レベルの高い周りの人たちについていくのは大変でした。そ
れでも、AR のおかげで英語がかなり得意になっていたので、宇都宮高校の中でも英語だけ
だったら上位に食い込むことができていて、それが心の支えとなって頑張っていけました。
AR 様様です、本当に。
高校では、たくさんの良い仲間と巡りあって、部活に勉強に全力で取り組めていたので本当
に充実した日々を送れました。ただ、自分たちの代になってからは部活で望ましい成績は残
せていませんでした。いい成績は残せなかったにもかかわらず、毎日の練習は楽しかったし、
自分たちで作戦なんかを考えながら試合に挑むのもワクワクするものでした。
引退試合後に撮った 1 枚。なつかしい。
そうはいっても、バスケで好成績を残せないことにフラストレーションは感じていて、それを勉
強の成果で晴らそうとはしていました。それに加えて、中学時代に一緒にバスケをしていた後
輩たち、ぶっちゃけてしまえば僕に特色選抜の資格(県ベスト 4)をプレゼントしてくれた後輩
たちが、関東大会やウィンターカップに出場し活躍している姿を目にしたこともあり、
「俺は勉強に打ち込んで東大に入るんだ!!」
という思いに満ち満ちていました。
その思いのもと、勉強をかなり頑張るのですが、やはり東大という壁は薄くなく、校内定期試
験では上位に食い込んでいたものの、模試では東大 D,E 判定ばかりでした。
厳しい判定結果を受けても、東大にどうしても行きたくて一歩も引きたくなかった僕は、志望校
変更を勧める多くの大人の反対を押し切り、東大を受験しました。そんななか、最後まで「加
藤君なら東大行けちゃうんじゃない」と背中を押してくださり、試験前には激励の手紙まで書い
てくださった塚原先生には心から感謝しています。
そうはいっても、実力が明らかに足りていなかった僕の結果はもちろん不合格で、東大現役
合格の夢は潰えました。
その後、1 か月近く無気力状態に陥り、ぼーっと Netflix や Hulu を眺めるだけの日々を過ご
しました。(おすすめは映画「ジャッジ!」です。)
しかし、3 月の末ごろにこのままではいけないと思い、
僕の両親にお願いし、予備校で一年間浪人させてもらいました。
浪人を許してくれたこと、経済・精神的な負担を受け入れてくれたことには本当に感謝しています。
そして、一年間の浪人生活を経て
(浪人時のことを省略させていただきました。今後書くかもしれません。)
2019 年度入試に東大に合格しました!
(入学式にて。上野千鶴子さんの祝辞を聞く前の東大生たち。)
こうして、なんとか東大生にはなれたのですが、
東大生になってからがこれまた大変でした…
次回に続く…
【おまけ】
東大には五月祭という学校祭がありまして、今年の 5/18,19 に開催されました。二日
間で 166,000 人もの方が足を運んでくださり、かなり盛り上がっていました。僕たちの
クラスのは牛タン串を販売しまして、二日間で 1650 本すべて完売することができまし
た。儲かりました。ありがとうございました。
(大行列の様子。こんなはずじゃなかった。いい意味で。)
(無料チャレンジを説明している様子。ストップウォッチチャレンジで秒ピッタリでなんと無料でした。)
(安田講堂前での写真。最近䛾の若者言葉でいうところの「エモい」ってやつですね。)
P.S.僕たちの出店の様子が YouTube に UP されていたので共有します。4:51 あたりからです。
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