小学生(C2)
楽しみながら学べる
ワクワクする授業のスタート
2018年10月UP
「Hi! How are you?」
「I’m fine!」
「先生、こんにちはー」
「Hi…」
教室に入ってきた生徒に対して、先生が元気よく声を掛けます。問いかけに対して、生徒のテンションはさまざま。ちょっと遅れて来た子に対しても、先生の対応は変わらず笑顔。そんなラフな雰囲気でスタートしたのが小学生のクラスです。
今日は5年生と6年生の生徒の4人で、グループレッスンとはいえ少人数体制なのもアカデミック・ロードの特徴。席に着くと軽い雑談から授業が始まります。もちろん、全て英語です。
「What did you do today?」「What did you have for breakfast?」「How was your weekend?」と、質問を投げかけていくのに対して、生徒たちは思わず日本語で答えてしまったり、単語だけだったり、更には友達同士でお喋りを始めてしまったりと、とても自由奔放!でも、その都度「In English please(笑)!」と、先生はお構いなしにどんどん生徒たちへ英語で質問を投げかけていきます。そうこうしているうちに、10分も経つと、お喋りだった生徒もシャイでなかなか発言をしなかった生徒も、自然と全員が笑いながら英語で話しているという状態に。
そんなウォーミングアップが済んだところで、いよいよ本格的に授業がスタートです。簡単なゲームをしながらさらに「話す」レッスンは続きます。
「インプット」から、
「アウトプット」へ
いよいよ今日のレッスンの本題へ。先生がホワイトボードにFamily Tree(家系図)の図を描き始めると、生徒たちはプリントを取り出して問題を解き始めます。特に難しい問題の答えが解った時の生徒たちは、驚きと納得の声をあげて盛り上がる一場面も。名詞の単数形と複数形の確認の場面では、質問に対して次から次へと元気よく手を上げて一生懸命答えている生徒たち。先生の説明もとても分かりやすく、盛り上げ上手で多くの語彙をいつの間にか楽しく学ばせている、といった印象を受けました。
こうして楽しみながら時間をかけてテキストの内容へ入っていきます。まずは語彙の確認問題を各自CDで聞いた後、該当する写真を指差ししながら全員で発音、続けて一人ずつ発音を。これを繰り返しているうちに最初はたどたどしかった発音が徐々にスムーズにきれいになっていくのが傍で聞いているとよくわかります。
授業の後半はその日のトピックを基に全員でのスピーキングです。今回のトピックは「田舎と都会の違い」。
まずは「栃木は田舎か都会か」「田舎と都会の違い」について質問が投げかけられます。これに対しては自分の住んでいるところだけに全員が考え込んで真剣そのもの。生徒の言いたいことを汲んで先生が少しずつヒントを与えてゆくと「人が多いNoisy!」「都会はI can make many friends!」…と、みんなどんどん新しい単語やフレーズを使って発言するようになってきました。どうやらこのたった数十分で、英語での言葉のイメージが自然とできるようになってきているようです。
自分に合った本が必ず見つかるから、
読むことが好きになる。
アカデミック・ロードの多読図書は、絵本から小説、漫画まで「赤→緑→青→黄」とレベル分けされていて、生徒たちは一番やさしい赤レベルの本から好きな本を自由に読むことができます。始めは付属のCDを聞きながら読むのでどの生徒もリラックスして、本の世界に集中することができます。
読んでいる間も先生は生徒一人ひとりの様子をよく見ていて、興味がなさそうであればすぐに声をかけて再び本を一緒に選び直してくれます。
30分間集中して読んだ後は、多読シートにその日に読んだ本の感想や語数を記入して授業は終了。その感想を読むと全員が内容をしっかりと把握していることがよくわかるうえ、慣れてくるとこの感想も英語で書けるようになってくるのだとか。
小学生クラスは90分。楽しい雰囲気と多様な内容、そして軽快なテンポなので飽きることなくあっという間に時間が過ぎていきます。これから中学、高校と多読多聴中心の授業を受け続けると、きっと早い段階で「ネイティブに近づくのではないか!?」と思わされるレッスンでした。