授業レポート Lesson Report

中学生

毎回行われるレベルチェックで
「聴く力」と「読む力」を自然に鍛える

 中学部も他のクラスと同様、1年生から3年生までのミックス。また、グループレッスンといっても最大6人という少ない人数制です。

 最初の一時間は多読の時間。1年生および新しく入会した生徒は、多読多聴のレベルチェックから行われ、これをクリアすれば一段上の本が選べるようになるのだとか。

 まずは自分のレベルチェックカードを確認し、まだ読んでいないシリーズの本をCDを聞きながら読み、上手に音読する自信がついたら先生の前で2冊音読をします。「3つ以内の間違いだったらOK。クリアしたら好きな本を読んでいいからね!」と、生徒が音読するのを先生は横でひとつひとつ頷きながら、時に口ごもると正しい発音に直しつつ、じっくりと耳を傾けます。

 読み終わると「どんな話だった?」とあらすじを直ぐに聞き、生徒が思い出しながら話し始めた内容に対して、単語やフレーズなど詳しい説明をワンポイントとして補足してくれます。

 カードに合格スタンプをもらうと、いよいよ好きな本が自由に選べます。とは言え、たくさんある本の中から自分に適した本を選ぶのはなかなか難しいもの。そんな時も先生が生徒の好みを聞きながら、レベルに合った本選びをサポートしてくれます。

「どういうのが好きなの?」

「うーん。事件とかホラーとかかな」

「じゃあ、このシリーズ読んでみるといいよ。ちょっと難しいけれど、すごく面白いから」と言って、生徒の1人に手渡したのはドラキュラの物語。本の内容と生徒一人一人のレベルと性格を先生たちは把握しているだけあって、選ぶのも的確でとても早いのにも関心させられます。

 他にもペーパーバックを手にする生徒や絵本を選ぶ生徒、レベルはそれぞれ異なっていても、誰もが集中して読んでいました。

英語力の「向上」のために

多読の後は3分間の音読時間になります。先生が簡単に文の内容や単語を説明した後、全員で同じCDを聞きながら各自音読の練習をし、最後に一斉に声を合わせて音読をするというもの。難しい文章ではないですが、分量は程よくあるので早さはナチュラルスピード。楽しく読んだ後はページを伏せて、仕上げに2回シャドーイングをします。先生によると、「音読には、集中力の向上・語彙力強化・理解力と記憶力の向上・想像力の増幅・発音イントネーションの矯正」などの効果があるとのこと。目と耳と口を使って「総合的で本物の英語力」を身につけるために期待できるものなのです。

 次に10分間の語彙テスト。みんなあらかじめ渡されたリストを見て勉強してきており、この時間はそれをテストする時間で、20級から1級まであるものを各自のペースで進めていきます。きちんと週に一度出席していれば、中学3年間で覚える英単語を二年間で覚えてしまえる仕組みになっているのだそう。

生徒のスケジュールに合わせて
授業内容も変化。

 授業の後半は、英作文・長文読解・リスニングの時間。各自タイマーを使って自分で時間を測りながら効率的に勉強を進めます。この日の英作文は自由英作文で、ホワイトボードにあるタイトルから一つ選んでよく使う表現や単語がたくさん載っているテキストを参考にしながら、制限時間10分で文章を書きあげるというもの。分からない表現は先生に質問し、書き終えたら添削してもらいます。中には1年生でも10文ほど書けている生徒もいると言うから驚きです。

 終わった生徒から、次は長文解釈問題を始めます。これもあらかじめ渡されているテキストを各自のペースで進め、出来たら先生と一緒に音読した後に解答の確認をします。こうしてみると音読は英語学習には欠かせないことがよく分かります。

 グループレッスンとはいえども、最大6人といった少人数なので、ほぼ個人レッスンといっていい内容。どの生徒もとても中身の濃い2時間半を過ごしたのではないでしょうか。自宅で一人勉強していては、これほど効率的に集中して勉強するのは難しいだろう。と思わされる授業でした。