授業レポート Lesson Report

Advancedユニット

英語の世界に没入する3時間

2021年12月UP

 Advancedユニットとは、CレベルがC5以上の生徒たちのユニットレッスンです。ほかのクラスに比べてハイレベルなレッスンが行われるAdvancedユニット。そのレッスン時間はなんと120分!その後に多読60分間の多読を行うため合計180分という大ボリュームです。3時間も集中力が続かないでは?と思いますよね。では実際のレッスンの様子を見てみましょう。

ハイレベル教材で濃密なレッスン

 席に着くとまずWarm-up教材でディクテーションの練習が始まります。CDから流れる英文を書きとる練習です。ディクテーションをレッスンの始めに行うことで、生徒も英語モードに切り替わっていきます。
 次にWritingです。Advancedユニットでは100語を超えるEssay Writingを書く等、高度なWriting能力が求められます。そのため論理的なアイデアでなければ最後まで一貫したパラグラフを完成させることができません。生徒たちは「このアイデアはどう?」「こういう考えもあるよね」とアイデアを交換していきます。先生もその中に混ざり、生徒たち主体のアイデア出しを適切な方向へと導いていきます。テーマも政治・経済・環境・科学技術・医療等難易度の高いものが多いため、全員が真剣です。しかしだからこそ、全員で頭を使いより良いアイデアを得ることで、自分だけでなく全員のWriting能力を向上させることができます。このように周りの生徒と協力しながら取り組めるのはユニット形式ならではの特色ですね。

Writingを書き終わると次はReadingです。AdvancedユニットのReading教材はレベルによって、または個人によって様々です。その中から先生が生徒の能力にぴったりの1冊を選択します。ARでは生徒をCレベルという基準でレベル分けしていますが、同じCレベルの中でも生徒によって得意分野・苦手分野が存在します。そのため先生は生徒一人ひとりの特徴を把握し、最適な教材を提供しています。基礎的な読解力を身につけるものから受験を想定したものまで幅広く用意されています。
 最後はGrammarです。大学受験に向けてのARオリジナルGrammar教材とAll-English教材のGrammar教材の2パターンがあります。レベルとニーズによって使い分けていますが、どちらも非常に実用的な教材となっています。自然な文法が身に付き、学ぶだけの英語でなく実際に使える英文法が身に付きます。

楽しいから英語が身に付く

 これでレッスンは終了です。この後は多読用の席に移動して、各々決められたCレベルに値する本を選び、60分間の多読を行います。C5-C7にもなると60分間では読み終わらない分厚い本を手に取る生徒もいます。お気に入りのシリーズを見つけて数週間かけて読破する生徒もいます。みんな多読を楽しんでくれているようですね。多読は即効性こそありませんが、豊かな表現力が身に付き、ストーリーの先を推測する力が身に付くため、長期的に見て定期テストや英検、受験を乗り越える力になります。ちなみに、中学校の英語の教科書は約2000-3000語といわれています。それに対してARの多読では一年間で平均約10万語読みます。圧倒的に英語ができるようになるのも頷けますね。

さて、以上で3時間のレッスンも終了です。ディクテーション、Writing、Reading、Grammarと多彩なメニューをユニットメンバーと協力しながら取り組むことで密度の濃いレッスンになったようです。あなたもにぎやかで楽しいARのレッスンに参加してみませんか?