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AR史  番外編 NM史(笑)

ARのつかはらあやこです。ARを書き始めて早2か月。来年の20周年に向けて記憶を辿り記録しておくために書き始めたAR史。

思いもよらないところからの嬉しい反響があります。その一つが昔ARに通ってくれていた生徒からの連絡。また昔の友人たちからの連絡です。

その中で、ARに昔通ってくれたNM君が『AR史を読んだらNM史を書きたくなりました。』という言う嬉しいNM史を送ってくれました。

そろそろAR史に飽きてきた読者のために今日はNM史を送ります。NM君が通っていたころのAR。懐かしいな~

[caption id="attachment_812" align="alignnone" width="300"] 2010/04/08 22:44[/caption]

 

NM史

月日が経つのは早いもので、ARを卒業してから4年が経ち、私は新社会人になりました。

バタバタとした4月を終え、ふと、ゴールデンウィークに多読多聴のことが気になりました。
4年ぶりにARのホームページを訪ねると、大学に合格したばかりのN.Mが書いた手紙が残っており、AR史の連載が始まったばかりでした。
ますます懐かしくなり、AR史を楽しみに読ませていただくと、私の在籍していた頃の話になりました。大変よいタイミングで在籍させていただいたのだと思います。
ワクワクしてまいりましたので、ここからは勝手でございますが、ご報告も兼ねて、AR卒業後のN.M史をお送りします。

思春期?只中の私にとって、ARの先生方の支えは貴重でしたが、中でも塚原先生、亀山先生、船木先生から受けた影響は計り知れないと思います。

まず、塚原先生から教えていただいた多読多聴。これが私の語学力の根幹であり、未だに息づく生活の支えです。こうすれば言語を獲得できる!という確固とした体験を高校生までにできたことは、塚原先生のおかげでしかありません。
当時から、文法嫌いで多読多聴にだけ命を注いでいた私は、大学に入ってからもその点で大変苦労をしました。
けれども、ARで培った力にずっと自信があったことも事実です。帰国子女でもないのにハリーポッターの原書を読破できるということは私の誇りでした。
また、大学では塚原先生の多読多聴とは別の教授法を学ぼう!ということで、CBIとCLILを研究しました。多読多聴と同じく、内容を重視して言語を学習する楽しさが根底にあったからです。

大学に入ると亀山先生の姿を追いかけました。尊敬する先生が卒業した大学の卒業した学部学科に入るということは、プレッシャーでもありましたが、憧れに近づける!という思いが強かったことを覚えています。亀山先生が渡米間際にくださった手紙を持ち歩き、今でも励みにしていますが、海外で働くということに至ったのも憧れに近づいた結果でしょうか。
見えない憧れに追いつこうとしたことで、貪欲に小学校英語教育に関する知識を学んだ大学生活でした。

その点、船木先生という先生は亀山先生とは対象的な先生であった気がします。中高生だった私にとっては、まさにミステリーという感じで、掴みどころがなく、別の次元に存在するかのような方でした。英語塾に通う中高生に対して、中国語をオススメする先生を私は他に知りません笑。駐車場にネイティブの彼氏が現れるなど、度肝を抜かれることが多かったです。イギリスでもお幸せに暮らしていらっしゃるでしょうか。
船木先生の影響で大学では第2外国語として、中国語を選択しました。

小学校英語の知識を用いて、千葉県で教員になろうと進路を決めかけた矢先、大学4年の教育実習は母校で行うという事実が私を悩ませました。
何しろ小山には家がありません。ウィークリーマンションを借りるか考えたあげく、どうせ高いお金を払うならと、1ヶ月間八丈島の民宿から縁もゆかりもない遠隔地の中学校に通うことに決めました。
当たり前のことですが、八丈島の子どもたちは日本のカリキュラムで学んでいました。しかし、その学習の様子は本土では感じ取れないほど真剣なものでした。
教員採用試験間近でしたが、「海外でも日本のカリキュラムに沿って真剣に学んでいる子どもがいるのではないか。その子どもたちの支えになりたい」と考えるようになり、進路を変更することにしました。

そして、大学を卒業して2ヶ月、現在は北京の日本人学校で小中学生を相手に授業をしています。
母川回帰でしょうか。教えるうちに、子どもたちに多読多聴の機会がもっとあればなあ(ここにOxford Reading Treeがあればなあ、Nate the Greatがあればなあ)などと思うようになりました。それと同時に、ARを卒業して以来、英語の絵本にめっきり触れていないなあ、最近はどんな英語の絵本があるのだろうかとも思い、ARのホームページを訪れてみた次第です。

長くなってしまいました。お伝えしたいことは2つです。「先生、安心してください。僕は大学でもちゃんと学びましたよ!今はちゃんと働いてますよ!」ということと、「そのベースとなっているのはARですよ!」ということ。感謝感謝でいっぱいです。

結びになりますが、ARの先生方の益々のご活躍と、子どもたちの英語学習が相変わらず楽しいものであり続けることを祈っております。

 

 

NM君ありがとう!またどこかで英語教育についえ話せる時を楽しみにしているね!

AR史 まとめ