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英語教育独り言 writing(2)

栃木県宇都宮市・小山市にある英語専門スクールアカデミック・ロードの代表つかはらあやこが英語教育について《考察》するブログです。



まずはWritingシリーズからスタートしています。

 

 

日本の英語教育の《writing》の歴史を振り返ってみて、書くきっかけとなったのは恐らく大多数の方は《英検ライティング》ですよね~。実際わたしもそうでした。もう何十年も前の話ですが(笑

 

 

 

英検ライティングは多数ある英語ライティングの種類からいうと《opinion writing》意見を述べるものになります。

 

 

 

3級から英検はライティングがスタートするのですが、2級まではほぼ《型》で学ぶ(=書けるようになる)ことが可能です。

 

 

 

質問に対して、賛成 OR 反対を選びそれに対しての理由をFirst, Second,順番に述べていく。

 

 

 

例えば

Do you think it is important for people to eat breakfast every day?(英検準2級2020年第1回試験)(50-60words)

 

I think it is important for people to eat breakfast every day. First, people can study or work……

Second, breakfast can be a good chance……(旺文社解答より)

 

こんな感じの問題です。

 

 

 

学校(高校)のライティングも日本語を英語にすることからスタートし、英検ライティングのopinionに似たタイプを書くことが多いようですね。

 

 

 

何が言いたいかというと、opinion以外のwritingも書くべきではないか?そうしないと本当に書く力は身に付かないのでは…。ということなんです。Opinion writingでも苦労している生徒が多いのはわかっていますが。

 

 

 

例えば、descriptive writing、narrative (これらは後ほど説明します)こういったライティングも併せて書けるようになることが理想ですよね~。現実は時間や指導者の関係で難しいのでしょうね。

 

 

 

 

ネイティブたちが『日本人のライティングってFirst, Secondばかりだけどなんで~?』とよく質問を受けますが、日本の英語教育のライティング事情に詳しいネイティブは英検の弊害をよくわかっています。

 

 

 

わたしも全く同様に感じていて、この弊害を何とかしたいと思っています。けど、英検の日本の英語教育への浸透は半端ない(笑)

 

生徒のよいモチベーションにもなっているから全面に反対なわけでなないです。

英語教育に携わっていて、英検を否定したくはないけど、弊害的な側面もあるのです。わたしと同じ思いの人も多いはず。

今日も読んでくれてありがとうございます!

次回もライティングについてです。お楽しみに!