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英語教育独り言 未来の先生フォーラムに参加しました(2)

栃木県宇都宮市・小山市にある英語専門スクールアカデミック・ロードの代表つかはらあやこが英語教育について《考察》するブログです。

 

お盆休みの方もいらっしゃると思いますが、ARは今日がお盆明け初日です。いや~暑い暑い。酷暑ですね。



さて、前回に続いて今日は未来のせんせいフォーラムの2回目です。

前回東進ハイスクールの講師で有名な安河内さんの講演の話を少し書きましたが、今日はその続きです。

 

彼の講演のポイントは

A(active) E(English)P(program)

今までの英語教育を新しいものにしていくためにはAEPを導入。

 

具体的にAEPで行っていることは

 

  • 音声を用いた指導

  • ICTのフル活用

  • Team Teaching

  • 活動型授業

  • モチベーションの維持


 

今安河内さんは3つの私立中高一貫校でアドバイザーをしているので、そこでの事例を発表してました。

 

この中で私が興深かったことの1つ目は、

 

『すべての道はスピーキングに通じる』

という考え方。4技能学習のその先を見据えた彼流の理論ですね。

 

恐らく、市場や英語教育の流れに敏感な彼のことなので、4技能だけでは打ち出しのインパクトは弱いと考え、その4技能学習の先にあるものはスピーキングとして『すべての道はスピーキングに通じる』という理論を展開していうような感じもします。

 

ただ、今後AI等で最後に残る分野は人間関係に基づいての話だと理論を展開して、それも理解はできます。

 

これはあくまで、学校教育の観点からということを繰り返し連呼していましたが、そうだと思います。

 

塾と学校(公教育)の立ち位置とできることは違うなと最近特に感じます。

教育を大きく変えていくには公教育からやっていく必要があります。

 

彼が携わる学校がどう変わっていくか楽しみです。

 

もう一つは

 

Faculty Development(人を育てる仕組み)

 

新人の先生を3か月で1人前にする仕組み。もちろんそのレッスンはAPEの主旨に沿ったもの。

これを可能にするために、ベテランの先生を人を育てる専属にし、3か月で1人前にしていく。また、1人前でなくとも、先生が一生懸命英語を話そうとする姿が生徒のこころに打つといっていましたが、学校教育ではありでしょう。うちのような英語塾では厳しいけど(笑)

 

 

それと学校教育は難しいものをやりすぎるから、レベルと量を下げて活動型にしていくことも言っていました。これはわたしも同感です。

 

途中何度もPCの不具合でパワポがうまく作動しないという場面がありましたが、彼はさすが予備校というサービス業にいる方ですね。詫びながら場をつなぎ、できるだけ観客を飽きさせないような心配りはさすがでした。

 

学校教育の先端の一端を知るとても有意義な時間でした。次回9月6日(火)は探求学習のプレゼンをシェアします。これも持っちゃ面白くてかなりインスパイアされました。お楽しみに~