授業レポート Lesson Report

高校生(個別)

評価軸6Skilsに
合わせた細かな指導。

2018年10月UP

 高校生ともなると「受験」が大きな課題となってきます。十数年前の大学受験と今とでは随分と試験内容も変わってきており、今後もさらに変わっていくと言われています。今回はそんな受験を控えた高校生のレッスンを見学させてもらいました。

 現在アカデミックロードの高校生の授業は3時間。きっちりと時間通りに一斉に授業が開始されるのではなく、都合の良い時間に出入りして各自が自分のペースで課題に取り組んでいるといった、とても自由な雰囲気なのが他にはないユニークなところ。

 席につくとそれぞれに早速今日のトピックが渡され、まずはそれに対して約5分間のライティング。教室の中はとても静かで、書き終わると各自が指導机に置かれたトレイに提出します。そして先生が目を通した後、生徒を順番に呼び出して書き終えたものを元に英語でのスピーキングが始まります。

「今週はどんな週だったの?」

「何をしたの?」

といった簡単な質問をスタートに、数分間もしくは数十分と会話のやりとりが続きます。盛り上がって会話が弾む場合や、真剣な表情でじっくりとやりとりをするパターンもあり、内容もペースも生徒に合わせて進められるといった様子。

 スピーキングの後は受験対策や英検対策と、それぞれの教材を元に自席で各自の課題に取り掛かります。

 分からないところがあれば、生徒たちは溜め込む事なくすぐに指導机に来て質問をし、疑問点を直ぐに解決するといったスピード感。また、中には「英検用の面接対策がしたい」「作文を書いたので見てほしい」といった様々な要望もあり、それらに的確に対応をするといった、まさにオーダーメイドのような授業形式なのが驚きです。

時代に合わせて
変わり続ける授業。

 課題を終えた生徒から順次、多読の時間に。高校生ともなると25万語もの語数が読めると言われているだけあって、読むスピードはさすがの早さ!多読と同時にスピーキングとライティングも十分に行い、日々多読が習慣化されたことでそのインプット力も相当なものだと思います。

 とはいえ、個人に合わせていく先生の対応力やスキルは相当必要なこの授業。今後もこの形態で続けていくのか?と正直に質問を投げかけてみました。

 「受験制度や学校は毎年変わってきています。なので私たち教師は生徒が今何を求めているのか、適切な内容はなにか?そして何よりも日本だけに留まらず世界に通用する広い視野を持つためには何が必要なのか?と、常に考えて授業内容を見直しています」

 どうやら今後も授業は進化し続けそうな予感。これからどんな授業になっていくのか?どんな有能な生徒が出てくるのか?楽しみと期待が膨らみます。